2018.02.18

ボーン・レガシー

観てみた、ジェレミー・レナー主演、トニー・ギルロイ監督映画。2012年公開。

非人道的な暗殺者育成計画が露見する事を恐れた米CIAは、関係者の抹殺を開始する。アラスカで行動中に辛くも難を逃れた工作員アーロン・クロスは、同じく命を狙われるマルタ・シェアリング博士を救い出した。クロスの目的はCIAの計画で投与され続けた薬物の入手で、彼女に協力を求めるのだが…という内容。

「ジェイソン・ボーン」シリーズの一編だが、マット・デイモン演じるボーンは登場しないスピンオフ作品。…誤解を招きやすいタイトルは結構問題な気がするけれど、筆者はその辺一応知った上で観たので結構楽しめた。と言うか逆に3部作の内容の方を忘れてしまったので、殆ど無関係な映画でも観る感覚だったもんで。

本編との関連等もあってストーリーは結構入り組んだ印象であるものの、主人公の行動自体はシンプルだったし。まだ続きがありそうな感じだったけど…次作冒頭でヒロインに死なれても困るので、まあこのまま終わりでいいんじゃない?
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2018.02.17

アフガン・ハンター / 極秘兵器・スティンガー発射

見てみた、セルゲイ・チェカロフ監督によるTVドラマ。2010年製作。

1987年、アフガニスタン駐留中のソ連軍。ヘリコプターを用いて攻撃を行う彼らに対抗する手段を持たない現地ゲリラ勢力・ムジャヒディンに向け、米国は携行型地対空ミサイル「スティンガー」の供与を始める。それを脅威に感じたソ連軍は、オコバルコフ部隊にスティンガー奪取作戦の命を下したのだが…という内容。

ロシア製作による全4話のTVミニシリーズである本作。同紛争におけるスティンガーミサイル供与は事実ながら、「極秘兵器」は大袈裟な気がしてしまうけど…当時はまさに戦場の様相を一変させる、新兵器だったのだろう(現在でも同地では当時供与されたスティンガーによる、潜在的脅威が懸念される位だしな)。

内容自体は少々安手な作りの上、1本2時間前後の映画より間延びしているのは気になるけれど、後半孤立無援の脱出展開はなかなかに緊張感がみなぎっている。…しかし若手のムジャヒディンは、髭を伸ばした山田孝之にソックリだ。
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2018.02.14

「Magický hlas rebelky」MARTA KUBIŠOVÁ

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聴いてみた、チェコの女性シンガーのコンピレーション盤。2014年発表。

「マルタ・クビショヴァー」は1942年チェスケー・ブジェヨヴィツェで生まれ、1963年より歌手としての活動を始める。同国内で発生した「プラハの春」、それに伴うワルシャワ条約機構軍の軍事侵攻の際に象徴的な役割を果たし、国民的存在にまでなった。その後の東欧自由化を経て、現在でも歌い続けているとの事。

本作はそうした彼女の半生を採り上げた、本国製作ドキュメンタリーのサントラ・アルバム。彼女の作品の数々を60年代の代表曲から、本作用?最新曲までを収録している。…Kubišováの曲で最も知られるのが、実はBeatles「Hey Jude」のカバー。上記の抵抗運動では、人々の心の支えとなったとも言われている。

そういう話を筆者NHKの番組で知り感動して音源が欲しかったんだけど、案外無かったんだよねえ。漸く手に入ってよかった。…アルバム全体としてもドスの効いた声で歌われる辺境60'sポップスという辺りは、仲々に興味深く聴けた。
posted by ぬきやまがいせい at 21:35 | Comment(0) | 音楽

2018.02.13

「Good singin' good playin'」GRAND FUNK RAILROAD

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聴いてみた、アメリカのハードロック・バンド。1976年発表。

「グランド・ファンク・レイルロード」は、同じグループで活動していたMark Farner(vo,g)とDon Brewer(dr)に、Mel Schacher(b)を加えて結成。1969年にアルバム「On Time」でデビューする。その後は米国を代表するハードロック・バンドとして、日本をはじめ世界的にも人気を博し、現在でも尚活動中である。

本作は彼らの11枚目のアルバムだが、流石に人気に翳りが訪れていた時期であって、それを払拭するべくプロデューサーにFrank Zappaを迎え製作された。ところがアルバム完成直後に解散、5年後の復活まで沈黙する事になる。

内容はザッパが絡んだだけあって、初期のシンプルな楽曲とは違い様々な手練手管が投入されているのが面白い。まあ(Janik Top在籍時のMagmaみたいに)ベースの音がでかい「Live Album」が個人的には好きかな…でも代表作と呼べないまでも異色作として水準は高く、面白く聴ける盤なのは間違い無い。
posted by ぬきやまがいせい at 21:32 | Comment(0) | 音楽

2018.02.11

「Rrröööaaarrr」VOIVOD

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聴いてみた、カナダのスラッシュメタル・バンド。1986年発表。

「ヴォイヴォド」は1982年、ケベック州ジョンキーレでSnake(vo.)、Piggy(g)、Blacky(b)、Away(dr)というメンバーにより結成。1984年には1stアルバム「War And Pain」でデビューした。一時期は元MetallicaのJason Newstedが参加。また2005年のPiggy逝去等、変動を経ながら現在も活動継続中。

本作は彼らの2ndアルバムで、移籍先のNoise Recordsよりリリースされた。内容は後に変貌を遂げるプログレッシヴなアプローチとは異なる、初期の同バンドらしいスラッシュサウンド。でもそれがとことんまで突き詰められており、バーバリックでカオティック…ジャケットの戦車を連想させる、まるで地響きの如き演奏。

ハードコアパンク的とも評されるが、ストップ&ゴーやトリッキーなリフを用いた一癖ある複雑な楽曲は、その後への展開を予感させる。でもプログレと言うよりは混沌そのもの。呆れる様な狂乱振りは、今聴いても圧倒されてしまうのでは。

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posted by ぬきやまがいせい at 23:39 | Comment(0) | 音楽

2018.02.10

「(same)」BROKEN BONES

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聴いてみた、英ハードコアパンク・バンドのコンピレーション盤。2016年発表。

「ブロゥクン・ボゥンズ」はDischargeを脱退した双子の兄弟、Anthony “Bones” Roberts(g)とTerence “Tezz” Roberts(b)により1983年結成。同年にはシングル「Decapitated」にてデビューを果たす。その後もTezzの離脱(現在は復帰)や数度に渡るメンバーチェンジを経ながらも、今もなお活動中である。

本作は「Dem Bones」「Bonecrusher」「F.O.A.D」の3枚の初期スタジオアルバムと、シングルやライブを3枚のCDに収めたアンソロジー。…いずれも1983年から1987年頃の音源なので、80年代英国ハードコアの神髄が楽しめる。

後々音楽性はメタルへの接近を見せる様だが、本作の時点ではメンバーの出身通りDischarge直系の演奏(まあDischargeも変なメタルになるけど)。本家に較べると多少シリアス感は薄れたものの、緩急もへったくれも無い一直線振りが潔い。まあ個人的には、ライブ音源でのガレージ的ラフさが面白かったかな。
posted by ぬきやまがいせい at 21:26 | Comment(0) | 音楽

2018.02.09

「アジアの逆襲」石井聰亙&バチラス・アーミー・プロジェクト

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聴いてみた、日本のポストパンク/ロック・プロジェクト。1983年発表。

かねてよりロック音楽と関わりの深かった映画監督「石井聰亙」(vo.)により結成されたグループが、「Bacillus Army Project‎」。メンバーは花田裕之(g)、下山淳(g)、井上富雄(b)、池畑潤二(dr)というThe Roostersのメンバーが中心となって演奏した他に、何故か小林克也もナレーション等で参加している。

(前回から続く)映画「アジアの逆襲」の劇中音楽は、同監督自身作詞やボーカルまで担当したバンドで当たっているのだから。…本作はそちらの映画のサウンドトラックとしてリリースされたものだが、「ロック」アルバムと呼んでいい内容。

実際出来としては(バックのお陰?)映画監督の副業にしてはしっかりしたもので、石井のボーカルも仲々サマになってる。ただ雰囲気も歌詞も、やけにスターリンを連想させるのが微笑ましい。まあ「爆裂都市」に起用した事からして相当好きだったのだろうな。…その分逆に、Roosters好きは面白くないみたいだけど。
posted by ぬきやまがいせい at 19:26 | Comment(0) | 音楽

2018.02.07

アジアの逆襲

観てみた、石井聰亙監督によるビデオ映画。1983年発表。

荒廃した地表に覆われた世界。アジア某国の地下施設では、薬物投与や数々の機器により肉体改造された戦士達が、日夜戦闘訓練を行っていた。そんないつ果てるとも知れぬ生活の中、やがて彼らの精神は蝕まれていき…という内容。

30分程の短編ながら台詞は一切無く、その代わりに英文によるテロップが切り込む様に画面に映し出される。ノイジーな音楽と共に前衛的な表現と言えるものの、どちらかと言えば長編ミュージックビデオやイメージビデオに近い。発表された時点ではかなり画期的な作品だった様で、石井監督の先見の明が窺える。

まあ「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン 半分人間」へと繋がる作品と見て間違いないだろうけれど、世紀末SF的設定(発表はマッドマックス2の2年後だが、北斗の拳とは同年)や小芝居が今となっては少々アレかもな。とは言え最も「ロック」に接近した、同監督作なのは間違い無い。と言うのも…(次回に続く)。
posted by ぬきやまがいせい at 21:56 | Comment(0) | 映画

2018.02.06

劇場版 ウルトラマンX / きたぞ!われらのウルトラマン

観てみた。高橋健介主演、田口清隆監督映画。2016年公開。

大空大地とウルトラマンエックスの活躍により、平和を取り戻した地球。彼らは考古学者・玉城ツカサらと共に向かったバラジ遺跡で、巨人「ティガ」の像と碧石を発見する。ところが碧石がカルロス黒崎という男に持ち去られた事で、封印を失った魔獣ザイゴーグが復活してしまう。果たして地球の運命は…という内容。

「新ウルトラマン列伝」内で放映されたTVシリーズ、「ウルトラマンX」の劇場版。筆者そちら見た筈だと思うんだけど…全く記憶に無いので、実は見てないかもしれない。まあ本作映画版は、冒頭にダイジェスト映像があるので大丈夫。勿論他作品のウルトラマンは登場するものの、比較的独立した内容なので助かった。

とは言え本作で目立った役割を持つ「ウルトラマンティガ」から、レナ隊員を演じていた吉本多香美が出演しているのが仲々に嬉しい。あれ今回は欠席かな?…と思ったウルトラマンゼロもしっかり登場してる辺り、いつも通りではあるが。
posted by ぬきやまがいせい at 22:37 | Comment(0) | 特撮

2018.02.05

劇場版 ウルトラマンギンガS / 決戦!ウルトラ10勇士!!

観てみた。根岸拓哉主演、坂本浩一監督映画。2015年公開。

ヒカル=ウルトラマンギンガとショウ=ビクトリーの戦いにより、平和を取り戻した地球。だがウルトラ戦士全てを封印せんとする魔神エタルガーの出現で再び危機が訪れる。そこにコスモスの力を奪われた春野ムサシとウルトラマンゼロが現れて、2人に特訓を授ける。果たして彼らが掴み取った力とは…という内容。

「新ウルトラマン列伝」内で放映されたTVシリーズ、「ウルトラマンギンガS」の続編劇場版。もはや映画での恒例ではあるけれど、他作品のウルトラマンを含む総勢10名が登場するお祭り的な内容。…更にギンガとビクトリーがフュージョンして「ギンガビクトリー」になるという趣向は、エース以来かもしれないな(違うか)。

正直近年のウルトラシリーズには色々と言いたい事もあるけれど、単純に映画として盛り上がるというのならまあいいかと。…個人的にはネクサスにメフィストとの対決なんて見せ場が与えられているのに、妙な感慨を抱いてしまったよ。
posted by ぬきやまがいせい at 22:02 | Comment(0) | 特撮