2009.11.12

「One point music」PEKKA AIRAKSINEN

16203767.jpg

聴いてみた、フィンランドの電子音楽家。72年発表の1st(?)アルバム

「ペッカ・アイラクシネン」は45年生まれ。これまでに「The Sperm」というバンドの中心人物として、70年代に数作のアルバムを発表。フィンランド前衛音楽シーンの先駆者と目されているとの事。…とは言え筆者、かの地のその手の音楽には殆ど知識が無いのだが。前にも書いたけれど、ハードコアが盛んだという位しか…

本作はそのThe Spermでの活動と並行して、同時期に制作された作品。感じとしては、断続的に掻き鳴らされるギターや打楽器の音を変調したり、ザラザラした感触の電子音がリズム、いやパルスを刻む即興的でアヴァンギャルドなもの。…尚本作は(一部で有名な)「ナース・ウィズ・ウーンド」リストにも名が挙がっている。

でも不思議と難解な印象は無いし、チープでラフな録音がいい感じにガレージテイストを醸し出してる。…まあ72年って年代を加味すると、さほど進んだ感じは正直ないのだが、インダストリアル勢への先駆けとなったのは間違いないのかな。
posted by ぬきやまがいせい at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

2009.11.10

空へ‐救いの翼 RESCUE WINGS‐

観てみた。高山侑子主演、手塚昌明監督映画。08年公開。

女性自衛官・川島遥風は、小松基地所属の航空救難団で日々厳しい訓練を続ける、航空自衛隊初の女性救難ヘリ操縦士だ。彼女は幼い日に病に倒れた母親を救難ヘリに救われた事があり、その道を目指したのだ。事故で救援を待つ負傷者を救うために、彼らは困難な状況へと立ち向かう。そんなある日…という内容。

本作は航空救難団の活躍を描く「レスキューウイングスシリーズ」の一作。これまでに漫画アニメ版が発表されて来た。…本作ではそれらを原作としているとの事(登場人物やエピソードが共通している)。筆者は漫画版は未読だが、本作やアニメ版を見ると硬派な作りで、救難団の役割や思いが伝わって感心させられる。

ただその反面、本作はアニメ版と比較しても平板な内容で、映画的にだいぶつらい。同じ実写なら、本企画の元となった「AIR BASE SERIES」の方が楽しめるような。…クライマックスが着艦するだけって、ファントム無頼第1話かよ、みたいな。
posted by ぬきやまがいせい at 22:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.09

日曜日が待ち遠しい!

観てみた、フランソワ・トリュフォー監督映画。82年公開。

不動産屋で秘書として働くバルバラ。狩猟好きの社長ジュリアンが出掛けている間に社長夫人と口論になり、クビを宣告されてしまう。だが当のジュリアンに、その狩猟先で起きた殺人事件の疑いをかけられる。バルバラはジュリアンから懇願され独自に調査を始める事になるのだが、次々に殺人が起きていく…という内容。

本作はトリュフォー監督の遺作となる映画。一種のサスペンスで、自身研究書も出版したヒッチコック作品を連想させる雰囲気がある(「社長はブロンドが好き」みたいな会話は、金髪好きのヒッチコックを意識した小ネタなんじゃないかな?)。

82年公開なのに、まるで50年代に撮影されたような白黒映像も楽しい。ヌーヴェルバーグ時代である60年代的に尖っても無く、リラックスしてる。…関係ないけど最近ケロロのサブタイに「桃華 突然 炎のごとく であります」というのがあった。
posted by ぬきやまがいせい at 18:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.07

夜と霧

観てみた、アラン・レネ監督によるドキュメンタリー映画。55年公開。

本作は第二次大戦中ナチスドイツが行ったユダヤ人虐殺、及びその舞台となった「アウシュヴィッツ強制収容所」の映像記録。当時のモノクロ映像と、制作当時の廃墟になった現場のカラー映像が交錯する。背後にはアイスラーの音楽が流れ、淡々としたナレーションがこの世のものとは思えない悲劇を語る…という内容。

本作を観て個人的に思い出したのが、同様にユダヤ人虐殺を扱った「ショア」という映画。こちらは本作とは違い、存命である当時の関係者(被害者ユダヤ人、加害者ナチス、そして傍観者ポーランド人)の証言を集めた、503分にも渡る長大な作品。本作が資料映像のみ、そして僅かに32分という尺を考えると実に対照的。

勿論どちらが優れているというものでも無いだろうが、本作が世界に与えたであろう衝撃は今も尚鮮烈に息づいている。レネという映像作家の作品として改めて眺めても、意義深い内容。近作を観ると…いやあ人って変わるもんなんだねえ。
posted by ぬきやまがいせい at 22:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.06

ワイルド・アット・ハート

観てみた、デヴィッド・リンチ監督映画。90年公開。

因縁を付けてきた男を殺した罪で投獄されたセイラー。保釈になった彼は、恋人ルーラと再会する。自動車を飛ばしカリフォルニアへと向かう2人だったが、ルーラを溺愛する母親から殺し屋を差し向けられる。一方ルーラの妊娠が発覚するのだが、そそのかされたセイラーは再び強盗で罪に手を染めてしまう…という内容。

主演は若き日のニコラス・ケイジ、知らなかったな。ケイジに関しては本作の後、筆者も色々と見掛ける様になったけど、その逆にリンチ自身からは縁遠くなってしまった気が。…本作直後に例の「ツインピークス」があった訳で(ラストの天使役はローラ・パーマーの人)、リンチ作品が最も持てはやされた時期の映画だなと。

本作は割と平明な部類。ただリンチらしい「やりすぎ感」は矢張り通底していて、これがカンヌのパルムドールだというのは少々信じられない。…古典の域に入った「イレイザーヘッド」辺りと比較すると映画的な貫禄が無いけど、これはこれで。
posted by ぬきやまがいせい at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.05

最後の億万長者

観てみた、ルネ・クレール監督映画。34年公開。

「カジナリオ」という名の、小さいながらも裕福な国があった。だが世界不況の煽りを受けて国庫は空。どうにかしようと海外に亡命していたバンコ氏という億万長者を若い王族の婿へと迎え、その懐を当てにする事となる。だが国の宰相となったバンコ氏はその強権を振るい、奇妙な法令を次々に発布していく…という内容。

カジナリオはどうやら、「モナコ王国」をモデルとしている様だ。モナコと言えば現在のイメージではF1やグレース王妃だけれど(カジナリオも収入の大半は観光カジノからという設定)、本作の制作された時代は世界恐慌の余波がまだ生々しい頃。そうした世界的狂騒を、小国を舞台にカリカチュアとして描こうという意図か。

だから本作は想像以上にドタバタな内容なのだが、流石に古すぎて今いち笑えるまでには行かないかな(怒りの葡萄を思い出すと…)。そういや関係ないけど、ルネ・クレールとルネ・クレマンって似てるよね。そのせいでいつも混乱するんだ。
posted by ぬきやまがいせい at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.04

ブエノスアイレス

観てみた、ウォン・カーウァイ監督映画。97年公開。

異国アルゼンチンで出逢った、中国圏の同性愛カップル。生真面目なウィンと奔放なファイは度々衝突し、関係の破局と修復を繰り返していた。ある日、傷付いたファイがウィンの前に現れる。彼を世話するウィンだったが、ファイの旅券を隠した為諍いが。一方、職場の後輩チャンとウィンは静かな交流を持ち…という内容。

「恋する惑星」で一世を風靡したカーウァイ監督の作品。自分も観た事あるのはその1本くらいかな(本作は中古のLDが安かったので買っておいたら荷物に紛れてしまい、最近ようやく発掘されたという…)。そちらと比較すると、内容的には案外シンプルな印象。でも、クリストファー・ドイルによる賑やかな撮影は相変わらず。

何でブエノスなんだ?、と思ったら香港の真裏に位置するのか。本作を観る限りじゃ南米最南端というより丸っきりアジア映画で、不思議な感じ。…ひどく感傷的な内容だと思うのに、やけに活気を感じるのは南米とアジアの融合の為せる技か。
posted by ぬきやまがいせい at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.03

夜霧の恋人たち

観てみた、フランソワ・トリュフォー監督映画。68年公開。

軍隊から除隊勧告を受けた青年・アントワーヌ。彼は自由になった身でガールフレンドを訪ねるが不在、彼女の両親の紹介でホテルの仕事に就く事になる。しかし、知らずに迎え入れた私立探偵が問題を起こし敢えなくクビ。アントワーヌはその縁で探偵事務所で勤める様になるのだが、調査で潜入した靴屋で…という内容。

本作はトリュフォー監督による「アントワーヌ・ドワネルの冒険5部作」の第3作目となる映画。自身の自伝的内容を含み、また代表作でもある「大人は判ってくれない」がこの連作の最初の作品…まあ筆者は恥ずかしながら観てないんだけど。

第2作「アントワーヌとコレット」だけは、BSの放送辺りで観ている気がするのだけれど…気のせいかもしれん(本来は「二十歳の恋」というオムニバス映画の一編との事)。本作は前2作と比較すると自伝的要素は薄いようで、フワフワとしたコメディタッチの内容となっている。どうも捕らえ所が無いが、それも同監督っぽいか。
posted by ぬきやまがいせい at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.02

ナイト ミュージアム

観てみた、ショーン・レヴィ監督映画。06年公開。

職探しに奔走する中年男ラリー。彼は離婚した妻の許で暮らす息子にいい所を見せようと、どうにか自然史博物館での夜警の仕事にありつく。だが前任者の老人達を引き継いだ彼が目にした物とは、夜になると不思議な力で喋って動き出す展示物の集団だった。一旦は辞める事を考えたラリーだったのだが…という内容。

原因がわかってるんだったら最初からあれ、クルッとしとけば万事何らの問題もなく済む話だろ。…なんて言ったら始まらんのだろうな、ファミリー向けの映画なんだし。とは言え本作に関して「先が読める」みたいな感じはなかったかな。全体の雰囲気はホンワカしてるのに、(個人的には)意外な人物が悪役だった事もあって。

そういや筆者が「ニューヨーク自然史博物館」と聞いて思い出すのは、シナトラやジーン・ケリーが出演していた「踊る大紐育」。ちょっと記憶が不確かだけど、登場人物が壊した恐竜の化石ってティラノサウルスじゃなかったっけ?…レクシー?
posted by ぬきやまがいせい at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2009.11.01

ぷにケット20・終了報告

ぷにケ、無事終了いたしました。
お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました。

今回も一応マスク着用で行こうとしたのですが、普段使い慣れないせいで
着けるのを思いっきり忘れて出掛けてしまいました。なんか不安…

それから今回もまた相方が早退したのですが
ほとんど睡眠を取らずに会場入りした自分は
話し相手がいないともう眠くて仕方なかったので
自分も早々に帰って来てしまいました。
posted by ぬきやまがいせい at 19:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記