2017.06.17

ファウスト

観てみた、アレクサンドル・ソクーロフ監督映画。2011年公開。

魂の在処を研究中のファウスト博士。活動の資金繰りに難儀する彼は、街でミュラーなる高利貸と出逢う。何事も無いかの様に毒を呷るその奇妙な男に興味を持つ博士。ところが地化酒場での騒動から、ある兵士を刺し殺してしまった。しかも博士が思慕を抱いた女性マルガレーテは、その兵士の妹で…という内容。

「権力者4部作」の最終作である本作は、ゲーテの「ファウスト」を自由に翻案したとの事。筆者原作を読んだのは相当昔で、殆ど覚えてないけれど…内容こそ結構違うものの、重々しい映像やセット・衣裳等の雰囲気等、かなり見事に再現しているんじゃないかな(ソクーロフがこんなに予算を使えるようになったのか)。

ただ4部作の中では唯一実在しない事もあってか、今ひとつ人物の内面が迫って感じられない様な(そもそもファウスト博士って権力者か?)。まあ直にメフィストフェレスを出さないひねり具合や溶岩地帯でのロケ等、色々と見所もある。
posted by ぬきやまがいせい at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画