2017.10.29

ミュンヘン

観てみた、スティーヴン・スピルバーグ監督映画。2005年公開。

1972年ミュンヘンオリンピック開催中に起きた、パレスチナゲリラによるイスラエル選手11名の殺害事件。イスラエルの情報機関モサドはテロ首謀者11名に対する報復を決定し、アヴナーを中心とするチームを編成する。標的を1人また1人と暗殺していく生活の中、彼らもまた精神的に追い詰められて…という内容。

実際に起きた事件を題材にしたジョージ・ジョナスのノンフィクションを原作とする映画だが、事実関係を巡ってイスラエル側やパレスチナ側、様々な立場の人から賞賛や批判を浴びたという問題作。…まあ個人的にはフォーサイスのスパイ小説ばりの暗殺作戦が、国家的規模で繰り広げられたというだけで興味深い。

イスラエルとその周辺の関係は現在も尚決着を見ない問題だけに、本作も気持ちよく終わりを迎える訳にはいかないが…その分同監督作としては、最も現実からの地続き感があるかもしれない。まあ同年の「宇宙戦争」と較べればそりゃ。
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2017.10.28

ダンディー少佐

観てみた、サム・ペキンパー監督映画。1964年公開。

騎兵隊の部隊が、酋長チャリバ率いる米先住民の襲撃を受けて全滅した。北軍ダンディー少佐は志願兵を募って討伐隊を編成するのだが、砲兵を始め黒人や脱走兵、更に彼とは因縁深い南軍のタイリーン大尉の姿もあった。メキシコでの任務は困難を極め、しかも仏軍との衝突まで引き起こしてしまい…という内容。

ペキンパー監督の第3作だが、編集権を巡ってプロデューサーと対立し、その後数年映画界から干されるきっかけになったとの事。…その問題の劇場公開版の他には(筆者が今回観た)「修復版」や、ディレクターズカット版が存在する。

3作目にして彼らしさが出て来たというか、埃まみれの汗臭い登場人物や死体/出血描写。特に河を挟んでの砲撃〜騎馬戦は(スロー映像こそ無いものの)バタバタ転がる馬の群れを始め、圧倒的な暴力と死が繰り広げられ目が釘付け。…取って付けた様なラブロマンスこそ余計ながら、その後へとつながる重要作。
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2017.10.26

荒野のガンマン

観てみた。B・キース主演、サム・ペキンパー監督映画。1961年公開。

南北戦争の頃、受けた傷の復讐相手を捜すイエローレッグ。彼は酒場で助けたタークが、まさにその男だと確信する。イエローレッグはタークに、ビリーを加えて銀行を襲う計画を持ちかけた。だが銀行には強盗の先客がおり、その際撃ち合いでイエローレッグは、キットという女の息子を誤射してしまい…という内容。

原作はA・S・フライシュマンの小説で、自身脚本も担当している。それより本作はペキンパーの映画監督デビュー作として知られている。元々TV西部劇の脚本や演出をしていたので、作品の手際自体は意外に堂々としたものだけど…

内容自体は正直凡庸な出来。それよりこの脚本ひょっとしたら、ジョン・ウェインを想定して「当て書き」したんじゃないかなと。主演のキースの風貌からしてウェインにちょい似だし、強引すぎる主人公の行動などまさにそんな感じ。…ガンアクションを期待したら肩透かしだけれど、ペキンパーのルーツに興味がおありなら。
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2017.10.24

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

観てみた、W・ヴェンダース監督によるドキュメンタリー映画。1999年公開。

Ry Cooderがキューバ音楽のベテランミュージシャンと共演し、1997年に発表したアルバムが「Buena Vista Social Club」。本作はNY等で行われたコンサートの風景や、彼ら自身が語る音楽家としての来歴を交えて描く…という内容。

Ry Cooderはヴェンダース監督の作品「パリ、テキサス」や「エンド・オブ・バイオレンス」の音楽を担当しているので、当時既に馴染みのお仲間。元々音楽とは関わりが深かったけれど、2000年代以降の同監督が主にドキュメンタリーを中心に手掛ける様になったのは、本作が最初の切っ掛けだったのかもしれない。

この頃米国とキューバは難しい関係にあった為、現地ミュージシャンの動向は全く藪の中だったらしい。そこに光を当てたCooderの活動や本作は画期的だった。カストロ議長死去後の今となっては過去の話かもしれないけど…海を越え広がる音楽というのはやはり感動的。まあ単純に気持ちいい演奏に浸るのもいい。
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2017.10.23

ザ・ローリング・ストーンズ / シャイン・ア・ライト

観てみた、M・スコセッシ監督によるドキュメンタリー映画。2008年公開。

1962年英国で結成され、現在も活動中のロックバンド「The Rolling Stones」。本作では彼らが2006年に米ビーコン・シアターで行ったチャリティ・コンサートの模様に、バックステージや過去の記録映像を織り交ぜて描く…という内容。

以前紹介したBob Dylanの映画を始め、同監督は音楽ドキュメンタリーを何本も手掛けている。今年で結成55年を迎えたストーンズは、題材にするにはもってこいの対象だろう。ただストーンズが過去に発表した同系の映画…「ギミーシェルター」や「コックサッカー・ブルース」と比較したら、特別面白味は無い様な。

逆に言えば既に老境を迎えて久しいバンドメンバー(映画を見る限りとてもそうとは思えないが…)の今現在をそのまま映像に収めた、それだけで価値を持つ作品だろう。「存続」や「継続」に関するコメントの過去映像を合間に挿入する事で、異例中の異例とも言える同バンドが過ごした「時間」を浮き彫りにしている。
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2017.10.21

帰ってきたヒトラー

観てみた。O・マスッチ主演、デヴィット・ヴェント監督映画。2015年公開。

何故か現代のベルリンに現れた、旧ドイツ総統アドルフ・ヒトラー。突然の事に戸惑う彼を救ったのは、TV局を解雇されたザヴァツキという男だった。彼はヒトラー本人をモノマネ芸人と勘違いし、失地回復の新ネタとして撮影し続けた。そして評判が評判を呼び、遂にヒトラーのTV番組への出演が決まり…という内容。

ヒトラーの美化とも取られかねない内容でドイツ国内で大反響を呼んだ、T・ヴェルメシュの小説が原作。作品としては藤子Aっぽいというか風刺色強いコメディだが、更に一般市民との対話や実在政治関係者との顔合わせ等をシネマヴェリテ形式で撮影、現在同国が抱える諸問題にリアルタイムで切り込んでいる。

突飛な設定から来るナンセンスな笑いもふんだんだけれど、難民問題や外国人排斥に対する危機意識をヒトラー復活になぞらえて警鐘を鳴らす。…まあそうした事情もあるから、本作を観るならなるべく早いうちがいいんじゃないかな。
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2017.10.20

もしも昨日が選べたら

観てみた。アダム・サンドラー主演、フランク・コラチ監督映画。2006年公開。

仕事と家庭と板挟みになって、イライラが頂点の建築士マイケル・ニューマン。彼はある夜ホームセンターで、店員から不思議なリモコンを手渡される。それは全てのものが操作可能という優れ物で、これ幸いとマイケルはあらゆる面で活用した。だが夫婦間の喧嘩や、昇進までの期間を「早送り」した事で…という内容。

実にアメリカ〜ンなコメディ映画だが、ショートショートSFというか藤子Fっぽい「すこしふしぎ」な作品。そんなリモコンがあったらさぞ便利だろうと思うけれど、本作の主人公は人生における嫌な場面を早送りする事ばかりに使ってしまう。

他にもっと使いようがあるだろというツッコミももっともだが、個人的には正直共感してしまったのう。まあ最終的には家族が一番という教訓と共に、ホロリとさせてくれる仲々の逸品。…ちなみにリモコンを主人公に与える店員役のクリストファー・ウォーケンは、「ゴッド・アーミー」と同じ役どころで(ネタバレ)成る程なと。
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2017.10.18

シグナル

観てみた。ウィリアム・ユーバンク脚本、監督映画。2014年公開。

脚の不自由な大学生・ニックを始めとする3人は旅の途中、謎のハッカー・ノーマッドの居場所を突き止めた。だがある廃屋の中でニックの記憶は途切れ、彼は見覚えのない研究施設で目覚める。そこの研究員は、彼が異星人と接触して汚染されたというのだ。ニックは全員で脱出する手立てを探るのだが…という内容。

思わせ振りな展開で引っ張るSFスリラーだが、結局そんな面白いオチが待ってる訳でもなかったという。個人的には「ダークシティ」や「13F」辺りを連想したのだけれど…(知ってる人ならそれだけで、見当が付いてしまうな)どちらの作品もそこに至るまでの過程が冴えていたからこそ、オチであっと言わせてくれた訳で。

本作はまあ「600万ドルの男」がスローで誤魔化した高速疾走のシーンを、説得力ある映像で見せてくれた辺りは、VFXの進歩として感じさせてくれたかもしれん。…これならサイボーグ009の加速装置も実写でやれるんじゃないか。
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2017.10.17

ジュピター

観てみた、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー監督映画。2015年公開。

米国に移住した露人一家の娘・ジュピターは、自身の不遇を嘆く毎日。だがそんなある日異星人から襲われた彼女は、すんでの所をハンターのケインに救われた。彼女は実は宇宙を支配するアブラサクス一族の先代女王と、全く同一の遺伝情報を持つ存在だったのだ。そんなジュピターを一族の兄弟は…という内容。

ウォシャウスキー姉弟(現姉妹)による久々の大作SF映画だが、残念ながら仲々厳しい評価に終わった模様。「オデュッセイア」を元にしたという(スターウォーズ風?)スペースオペラの本作だが、不遇な主人公が実は世界の趨勢を握る存在…というのは、「マトリックス」シリーズとも共通した構造を持っている。

ただ世界に衝撃を与えたそちらと比較すると、映像面で飛び抜けたものが無いというのが専らの評判。個人的にはそれよりアクション場面がだらだら長いのが辛く、クラウドアトラスみたいな小気味良いシーンザッピングでもあればなと。
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2017.10.15

荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE

観てみた。林遣都主演、飯塚健監督映画。2012年公開。

幼い頃に母を亡くし「他人に借りを作るな」という家訓の下、冷徹な父親に育てられた大企業の御曹司リク。彼が初めて任せられた仕事は荒川河川敷の大規模開発と、それに伴う不法占拠住民達の一斉退去だった。同地に赴いたリクは自らを金星人と名乗る娘ニノを始め、多くの奇妙な人々と出逢って…という内容。

原作は中村光の漫画。本作映画版は元々深夜TVシリーズとして放映された実写ドラマから、スタッフ/キャストを引き継いで製作された完結編となっている。その為前半はドラマと同内容の総集編で、新規のストーリーは後半のみとの事。

筆者そのドラマを観た気でいたけど、アニメ版予告の実写映像と混同していたっぽい。…個人的に本作は見た目が「東映不思議コメディシリーズ」みたいなのに、やたら感動押しでえらい違和感があった。まあそれでも小栗旬や山田孝之が奇天烈メイクで登場する、そのナンセンスさだけで充分成立している気はする。
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2017.10.14

テラフォーマーズ

観てみた。伊藤英明主演、三池崇史監督映画。2016年公開。

火星テラフォーミング計画が実施されて500年の後。地球型環境への改造の為送り込まれた、「ゴキブリ」の駆除チームが火星へと到着した。幼馴染みの奈々緒と共に作戦に参加した小町小吉が異星の地で見たものは、長い年月をかけて独自の進化をし、知性を獲得した巨大なゴキブリの群れだった…という内容。

原作は貴家悠作、橘賢一画による漫画。現在も連載中の作品だが、本作では多国籍・複数集団という登場人物を日本人一隊に改め、コンパクトな内容に変更している。個人的にはそういう意味では手堅いアレンジだと思うんだけど…

有名SF映画の露骨なパロディや(意図的に?)チャチな映像等、またもや三池監督らしいおふざけ感が全面に出てしまった事で賛否両論な出来となった。まあ正攻法でやっても限界があるのは容易に想像が付くので、本作のアプローチが後々「地獄拳」シリーズみたいな評価をされたら面白いんじゃないかなあ…と。
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2017.10.13

アイアムアヒーロー

観てみた。大泉洋主演、佐藤信介監督映画。2016年公開。

漫画家として伸び悩む鈴木英雄は、アシスタント仕事の毎日。同居する恋人のアパートを追い出された直後、そんな日常が音を立てて崩壊する。恋人が謎の病原体に感染し、彼に襲いかかって来たのだ。街中に凶暴化した感染者「ZQN」が溢れて、英雄は右往左往しながらも生き残る道を探るのだが…という内容。

原作は花沢健吾の漫画。本作映画版の公開時には連載中だったが、先日完結を迎えた…もののどうも賛否両論。物語としてはあくまで途中ながら映画が結構綺麗にまとまったのを見ると、相当幸運な作品と言ってよいのかもしれない。

本作は和製ゾンビ映画として最高水準を誇ると共に、冴えない主人公が「英雄」として目覚めるヒーロー作品としても見事な出来映え(まあ原作の方がその辺りを否定してしまった様で…)。ゾンビ物のお約束に忠実でそこまで意外性が無いのも確かだが、散弾銃による人体破壊の物量は他にはないんじゃないかな。
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2017.10.11

ロスト・イン・トランスレーション

観てみた。ソフィア・コッポラ脚本、監督映画。2003年公開。

妻子を米国に残し、単身CM撮影の為に来日した俳優ボブ・ハリス。写真家の夫に同行して訪れた妻シャーロット。東京で同じホテルに投宿した2人は初めて立った他国の街、耳慣れない他国の言葉、馴染みない他国の人々の中、互いに親しみを覚えて交流を深める。だがそんな時間にも終わりが来て…という内容。

アカデミー賞では脚本部門を獲得し、スカーレット・ヨハンソンの出世作としても知られる本作。異なる言語や異なる文化の中での、違和感やすれ違いを描いた作品だが…観た自分は日本人なので。日本語の台詞やロケが行われた東京の風景は見知ったものだから、本作のテーマは今一つ伝わらなかった気もする。

ただ個人的にはジザメリやマイブラ(Kevin Shieldsが新曲を提供している)等の、音楽方面から興味を持ったもんで…まあ別にいいか。とは言えその辺を事前に知らなかったら、日本の某バンドの起用でビックリ出来たのかもなあと。
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2017.10.10

マッドストーン

観てみた。サンディ・ハーバット製作、脚本、監督映画。1974年公開。

環境問題の集会で、ある政治家が狙撃を受けて暗殺された。その後集会に偶然立ち寄っていたバイカー集団のメンバーが、次々と何者かに殺害されていく。その事件の捜査を担当する刑事ストーンは、彼らと共に行動して犯人を捜す事に。バイカー達と衝突しつつも、次第に親交を深めるストーンだが…という内容。

だいぶ以前当ブログでサントラの7”を紹介した映画を、今回ようやく観た。本作の全編で流れている音楽はシングルの内容以上に面白く、電子ノイズやサイケなギターインストにワイルドなロックと、改めてフルアルバムで聴いてみたい位。

映画の内容も「マッドマックス」に影響を与えただけあって暴力やカーアクションが満載だが、どちらかと言うとオーストラリアのバイカー文化を描いた青春映画という感じだったのが興味深い。豪州の暴走族はMP-40短機関銃で武装してるのかよ、と言われるとそんな事もない気がするが…カルトでユニークな作品だ。

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2017.10.09

地獄のバスターズ(原題:Quel Maledetto Treno Blindato)

観てみた、エンツォ・G・カステラッリ監督映画。1978年公開。

第二次大戦中。イェーガー米軍中尉は戦場のドサクサの中、護送中の囚人兵4名と共に脱走する。自由の地スイスを目指す一行だったが、ある任務に就く部隊と間違われて地元レジスタンスと合流する。その任務とはV2ロケット制御装置の奪取。彼らは成り行き上、その作戦を肩代わりする事になって…という内容。

本作はイタリア製の戦争映画だが主人公はアメリカ軍。英語圏で公開された際のタイトルは「The Inglorious Bastards」で、本作をヒントにしてタランティーノ監督の同題映画(まあ少々綴りは変えられてるけれど)は作られたとの事。

でも実は内容面で殆ど共通点は無く、ワイルドな乗り自体にタラ監督の趣味が感じ取れるかも。まあダラダラした会話劇より、個人的には本作の方が好きだ。特に銃弾を受けた敵兵が、いちいち派手なリアクションを付けて吹っ飛ぶのに笑ってしまうんだけど(香港映画かよ)…こんな面白い戦争映画あったんだなあと。
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2017.10.07

カットスロート・ナイン

観てみた、ホアキン・ロメロ・マルシェント監督映画。1972年公開。

雪積もる冬の西部。ブラウン軍曹は娘サラと共に、鎖に繋がれた7人の凶悪犯の護送をしていた。彼は囚人の中に、かつて妻を殺害した者がいるいう情報を得たのだ。ところが車内に金塊があると嗅ぎ付けた強盗に襲われ馬車は破壊、一行は徒歩で山越えをする羽目に。厳しい行軍と過度の緊張の中…という内容。

タランティーノ監督が「ヘイトフル・エイト」を製作する上で、多大な影響を受けたと言われるマカロニ西部劇。西部の「雪」に「犯人捜し」要素、タイトルに冠された「数字」や過激な「暴力」描写等々…と、成る程確かに色々と共通点が窺える。

残酷というイメージのあるマカロニでも本作は飛び切り強烈で、まるでルチオ・フルチの映画並。まあイタリアは、ホラーやジャッロの国だって事を再確認してしまった。ある意味ヘイトフル〜でも及ばない程のやり過ぎ感があったものの…展開自体はだるくて、そういう辺りの手際は流石にタラ監督の方が上なんだなと。
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2017.10.06

ANNIE アニー

観てみた、ウィル・グラック監督映画。2014年公開。

両親が所在不明である少女アニーは、他の子供達と共に元歌手ハニガンの里子として暮らしていた。ある日彼女は携帯会社社長のスタックスと関わった事から、市長選の宣伝目的で彼と同居生活を始める事に。やがて気難しい彼も、次第にアニーの明るさに心を開いていく。だが選挙参謀ガイの奸計で…という内容。

1976年に初演され日本でも有名なミュージカル。何度か映画化もされたそちらは元々、1924年に発表された新聞漫画「Little Orphan Annie」が原作らしい。本来は時代的に大恐慌直後の話だそうだが、3度目の映画版である本作は時代設定を現代に変更している。それが結構あちこち無理を生じている感じだな。

まあ個人的に有名な割に内容を知らなかったもんで、それが判っただけで結構満足。…それより本作はプロデューサーのウィル・スミスがまた娘を主役にするつもりだったらしい。すんでの所で親馬鹿映画の誕生が阻止されて良かった。
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2017.10.05

探偵物語

観てみた。薬師丸ひろ子主演、根岸吉太郎監督映画。1983年公開。

米移住を一週間後に控えた女子大生・新井直美。彼女はその間を想い人の永井と過ごそうとするのだが、ボディカードとして雇われた私立探偵・辻山秀一に邪魔をされてしまう。直美と辻山の奇妙な関係が続く中、彼の元妻が関わる殺人事件が発生する。犯人と疑われた元妻を追うヤクザまでが現れ…という内容。

赤川次郎の小説を原作とした本作、原田知世主演の「時をかける少女」と同時上映された。…面白いのは辻山探偵役を松田優作が演じている辺りだけど、彼の代表的TVドラマである同名作「探偵物語」と内容的な関連は一切無いという。

本作の公開は脱アクション俳優を印象付けた、「家族ゲーム」と同年というのも興味深い。まあ本作の中心はあくまで当時人気絶頂だった薬師丸だが、優作に関しても脇役として醸し出すとぼけた演技なんか面白い。当時「身長差30cmのキス」なんて盛んに宣伝されたけど、2人が並ぶ佇まいだけでも今や貴重だな。
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2017.10.03

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

観てみた、吉成曜監督によるアニメーション映画。2015年公開。

魔法学校ルーナノヴァの落ちこぼれ生徒・アッコを始めとする6名は、街で毎年行われている魔女パレードの開催を課題として与えられる。魔女の悲惨な歴史を描いたその内容を潔しとしないアッコは、「ハッピータイム計画」と題した魔女の素晴らしさを人々に訴える催しを、新たに演じる事にしたのだが…という内容。

文化庁によるアニメ育成企画、「アニメミライ」の1本として製作された「リトルウィッチアカデミア」。本作はその続編となる中編映画で、2017年には新規に全26話のTVシリーズも放映された。…当シリーズは国外の人気が高い事でも知られており、海外のクラウドファンディングでも熱心なファンからの出資が集まった。

筆者TV版の方を先に見ていたので、順番がテレコになってしまったんだけど。…まあこのシリーズは正直アッコみたいに、いい所もあれば悪い所もある。でも長所も短所もひっくるめて、「かくあれかし」と肯定したくなる作品なんだよなあ。
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