2018.02.28

レッドタートル / ある島の物語

観てみた、マイケル・D・ドゥ・ヴィット監督によるアニメ映画。2016年公開。

遭難し無人島に漂着した男。彼は筏を組んで脱出を試みるのだが、その都度謎の妨害を受け島に戻されてしまう。再び筏が壊れた際、彼の前に赤い大海亀が姿を見せる。男は腹を立てて亀に暴力を振るったのだが、良心の呵責から亀を介抱する。その後甲羅の中から現れたのは、美しい人間の女で…という内容。

短編作「岸辺のふたり」がアカデミーアニメ部門賞に輝く、同監督による初長編。本作もカンヌ映画祭で、ある視点部門特別賞を獲得した。…製作にはスタジオジブリが参加しており、高畑勲がプロデューサーとして関わっているとの事。

本作には台詞らしい台詞も無く、一見難解なアートアニメみたいだが…要するに「鶴の恩返し」等でよく見られるパターンの話(異類婚姻譚という)。世界中に同種の類型が存在する様で、監督の出身地にもあるんじゃないか。だから「まんがオランダ昔話」だと思えば、成程ジブリが関係してて別に不思議じゃないよなと。
posted by ぬきやまがいせい at 22:35 | Comment(0) | アニメ

2018.02.27

時の支配者

観てみた、ルネ・ラルー監督によるアニメーション映画。1982年公開。

両親を巨大蜂に殺され、遠隔の惑星で救援を待つ少年ピエール。宇宙船上で救助信号を受けたジャファールは、通信機を介して彼と連絡を取り合う。途中シルバード老人と合流し、偶然同乗していたマトン王子・ベル王女と共に旅を急ぐ。果たして救助は間に合うのか、そして「タイムマスター」とは?…という内容。

「ファンタスティック・プラネット」のラルー監督だけに、やはり奇妙な雰囲気の漂うSF作品だが…本作の脚本にはメビウスも参加しているとの事。またメビウスは作画や美術設定を担当しており、砂漠に点在する巨大でモニュメンタルな風景を舞台にする辺りなど「アルザック」等、彼のバンドデシネ作品そのままだな。

だから正直お話どうこうより「動くメビウスの絵」が見所なのは間違いなかろう。どうせなら本作の様なスピリチュアル?なのより、アクション中心で見たかった気はするけど…まあ今となっては貴重さ故に、代わりの無い作品なのは確か。
posted by ぬきやまがいせい at 20:19 | Comment(0) | アニメ

2018.02.25

荒神(こうじん)

見てみた、内田有紀主演によるドラマ・スペシャル。2018年放映。

江戸時代の東北地方で、長年いがみ合う永津野藩と香山藩に挟まれた山間の村。そこで暮らす女性・朱音の前に、少年が何か恐ろしい物から逃れてやって来た。そして少年の言った通り巨大な怪物「つちみかど」が現れ、破壊の限りを尽くす。その怪物はどうやら、二藩の対立から端を発したもので…という内容。

原作は宮部みゆきの小説。時代劇とも伝奇物とも評されるが、今回見たドラマ版はまさに「怪獣」特撮作品そのもの。で時代劇で怪獣と言えば「大魔神」。高櫓内部を睨む巨大な眼球の描写や、荒ぶる神が乙女の祈りにより鎮められる展開等で連想させられるけど…実際、原作者が執筆の際参考にしていたらしい。

また登場するつちみかど様は、シンゴジ第2形態を思わせると専らの評判だが…まあ、想像したより結構な力作で驚いた。怪獣映画の衰退が叫ばれて久しいけれど、こういう意外な形で見られるというのは、実際馬鹿にしたものでないよ。
posted by ぬきやまがいせい at 21:19 | Comment(0) | ドラマ

2018.02.24

ハプニング

観てみた。M・ナイト・シャマラン脚本、監督映画。2008年公開。

ある日NYで突然に、人々が次々自殺するという事件が発生する。何らかのテロや汚染等が憶測されるも、原因が不明なままこの異常事態は範囲を拡大していった。フィラデルフィアの高校で教職に就くエリオットもこの報に触れ、家族と共に避難を始める。しかし情報は途絶し、移動の手段も無くなって…という内容。

同監督がヒッチコックやロメロからの影響を反映させたという、パニック/サスペンス映画。これまでのシャマラン的なサプライズの代わりに、昔のB級SF風オチな辺り(ENDマークが、?に変わる的なアレ)、狙い所はそういう事なんだろう。

ただそれでは期待に応える事かなわず、残念ながら評判の方は振るわなかった。筆者も仕方ないかとは思うものの連鎖自殺にはインパクトがあるし、草原で見えざる何かを探るのなんてタルコフスキーの「ストーカー」みたいだ。…まあどうせB級オチなら、監督が出て来て「インド人もビックリ」と言う位やるべきだな。
posted by ぬきやまがいせい at 20:57 | Comment(0) | 映画

2018.02.22

ライトシップ

観てみた、イエジー・スコリモフスキ監督映画。1985年公開。

警察に補導されたアレックスは、父親であるミラー船長の灯台船=ライトシップに引き渡された。父子の関係がギクシャクとするそんな時、漂流中のボートから3人の男が救助される。キャスパリーをボスとする彼らは、実はギャング一味。銃を突き付けられ、船内は完全に彼らの支配下に置かれてしまい…という内容。

ポーランドから映画製作の拠点を海外に移したスコリモフスキ監督、アメリカでの初作品。ヴェネツィア映画祭では審査員特別賞を獲得した(なお同映画祭では2016年に、生涯功労金獅子賞を授与されている)。…傾向的には密室型サスペンスだけど、初期と較べたら明快な内容な辺り米国製作の反映だろうか。

まあ北海油田がジャックされたりする様なのとは、規模やアクション等の面では較ぶべくもないのだが…父と子の関係や海上に固定された灯台船という舞台、更に一癖あるギャング団のキャラ造形等、新天地での意欲が見て取れるかも。
posted by ぬきやまがいせい at 22:28 | Comment(0) | 映画

2018.02.21

インヒアレント・ヴァイス

観てみた。ポール・トーマス・アンダーソン脚本、監督映画。2014年公開。

1970年代のLA。麻薬中毒の私立探偵ドックは、元恋人シャスタから仕事依頼を受けた。それは彼女が愛人になった大富豪ビッグフットに対し、妻とその情夫が企てる悪事を曝いてくれという内容だった。ところがドックに殺人の嫌疑がかかった上関係者は失踪。裏にはどうやら麻薬の取引が絡んでおり…という内容。

原作はトマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」。ストーリー自体はほぼハードボイルド探偵物と言ってよいと思うけれど、細部にわたって再現された1970年代の文化や風物を用いて再構成した感じ。…映像的な質感も70年代の映画そのまま。これはPTA監督お得意の手法でもあるので、原作のチョイスにも成程なと。

ただ映画として動きが少なく終始会話により話が進むので、2時間半の長さに集中力が続かない。原作や監督の名前から期待する程には、突飛な内容でもなかったしな。…とは言え、ピンチョン作品の映像化一番乗りの度胸は買う。
posted by ぬきやまがいせい at 23:21 | Comment(0) | 映画

2018.02.20

死霊高校

観てみた。クリス・ロフィング&トラヴィス・クラフ監督映画。2015年公開。

かつて舞台劇「絞首台」上演中の事故で死者を出した高校。20年を経て再び劇が演じられる事になり、準備が進められていた。だが主演が予定されるリースは友人に唆され、共演者ファイファーの気を惹くべく夜中忍び込んで舞台を荒らす事に。ところが彼らは不可思議な現象で、建物に閉じ込められ…という内容。

高校演劇をモチーフにしたPOVモキュメンタリー。観ていて「パラノーマル・アクティビティ」っぽいなと思ったら、製作に同じ人が関係してた。…「オペラ座の怪人」やアルジェント作品を挙げるまでもなく舞台や演劇とホラーは相性が良いが、本作もクライマックスの展開等なかなか悪くない(少なくとも「劇場霊」よりは上だ)。

それよりこの手のPOVでは怖い目に遭いながらカメラを回す事に、ツッコまれるのはまあありがち。本作の場合しかも、わざわざ証拠になる犯罪計画の打ち合わせや実行現場まで撮影してるDQN高校生共で、流石にバカじゃないの?と。
posted by ぬきやまがいせい at 21:02 | Comment(0) | 映画

2018.02.18

ボーン・レガシー

観てみた、ジェレミー・レナー主演、トニー・ギルロイ監督映画。2012年公開。

非人道的な暗殺者育成計画が露見する事を恐れた米CIAは、関係者の抹殺を開始する。アラスカで行動中に辛くも難を逃れた工作員アーロン・クロスは、同じく命を狙われるマルタ・シェアリング博士を救い出した。クロスの目的はCIAの計画で投与され続けた薬物の入手で、彼女に協力を求めるのだが…という内容。

「ジェイソン・ボーン」シリーズの一編だが、マット・デイモン演じるボーンは登場しないスピンオフ作品。…誤解を招きやすいタイトルは結構問題な気がするけれど、筆者はその辺一応知った上で観たので結構楽しめた。と言うか逆に3部作の内容の方を忘れてしまったので、殆ど無関係な映画でも観る感覚だったもんで。

本編との関連等もあってストーリーは結構入り組んだ印象であるものの、主人公の行動自体はシンプルだったし。まだ続きがありそうな感じだったけど…次作冒頭でヒロインに死なれても困るので、まあこのまま終わりでいいんじゃない?
posted by ぬきやまがいせい at 21:15 | Comment(0) | 映画

2018.02.17

アフガン・ハンター / 極秘兵器・スティンガー発射

見てみた、セルゲイ・チェカロフ監督によるTVドラマ。2010年製作。

1987年、アフガニスタン駐留中のソ連軍。ヘリコプターを用いて攻撃を行う彼らに対抗する手段を持たない現地ゲリラ勢力・ムジャヒディンに向け、米国は携行型地対空ミサイル「スティンガー」の供与を始める。それを脅威に感じたソ連軍は、オコバルコフ部隊にスティンガー奪取作戦の命を下したのだが…という内容。

ロシア製作による全4話のTVミニシリーズである本作。同紛争におけるスティンガーミサイル供与は事実ながら、「極秘兵器」は大袈裟な気がしてしまうけど…当時はまさに戦場の様相を一変させる、新兵器だったのだろう(現在でも同地では当時供与されたスティンガーによる、潜在的脅威が懸念される位だしな)。

内容自体は少々安手な作りの上、1本2時間前後の映画より間延びしているのは気になるけれど、後半孤立無援の脱出展開はなかなかに緊張感がみなぎっている。…しかし若手のムジャヒディンは、髭を伸ばした山田孝之にソックリだ。
posted by ぬきやまがいせい at 19:18 | Comment(0) | ドラマ

2018.02.14

「Magický hlas rebelky」MARTA KUBIŠOVÁ

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聴いてみた、チェコの女性シンガーのコンピレーション盤。2014年発表。

「マルタ・クビショヴァー」は1942年チェスケー・ブジェヨヴィツェで生まれ、1963年より歌手としての活動を始める。同国内で発生した「プラハの春」、それに伴うワルシャワ条約機構軍の軍事侵攻の際に象徴的な役割を果たし、国民的存在にまでなった。その後の東欧自由化を経て、現在でも歌い続けているとの事。

本作はそうした彼女の半生を採り上げた、本国製作ドキュメンタリーのサントラ・アルバム。彼女の作品の数々を60年代の代表曲から、本作用?最新曲までを収録している。…Kubišováの曲で最も知られるのが、実はBeatles「Hey Jude」のカバー。上記の抵抗運動では、人々の心の支えとなったとも言われている。

そういう話を筆者NHKの番組で知り感動して音源が欲しかったんだけど、案外無かったんだよねえ。漸く手に入ってよかった。…アルバム全体としてもドスの効いた声で歌われる辺境60'sポップスという辺りは、仲々に興味深く聴けた。
posted by ぬきやまがいせい at 21:35 | Comment(0) | 音楽

2018.02.13

「Good singin' good playin'」GRAND FUNK RAILROAD

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聴いてみた、アメリカのハードロック・バンド。1976年発表。

「グランド・ファンク・レイルロード」は、同じグループで活動していたMark Farner(vo,g)とDon Brewer(dr)に、Mel Schacher(b)を加えて結成。1969年にアルバム「On Time」でデビューする。その後は米国を代表するハードロック・バンドとして、日本をはじめ世界的にも人気を博し、現在でも尚活動中である。

本作は彼らの11枚目のアルバムだが、流石に人気に翳りが訪れていた時期であって、それを払拭するべくプロデューサーにFrank Zappaを迎え製作された。ところがアルバム完成直後に解散、5年後の復活まで沈黙する事になる。

内容はザッパが絡んだだけあって、初期のシンプルな楽曲とは違い様々な手練手管が投入されているのが面白い。まあ(Janik Top在籍時のMagmaみたいに)ベースの音がでかい「Live Album」が個人的には好きかな…でも代表作と呼べないまでも異色作として水準は高く、面白く聴ける盤なのは間違い無い。
posted by ぬきやまがいせい at 21:32 | Comment(0) | 音楽

2018.02.11

「Rrröööaaarrr」VOIVOD

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聴いてみた、カナダのスラッシュメタル・バンド。1986年発表。

「ヴォイヴォド」は1982年、ケベック州ジョンキーレでSnake(vo.)、Piggy(g)、Blacky(b)、Away(dr)というメンバーにより結成。1984年には1stアルバム「War And Pain」でデビューした。一時期は元MetallicaのJason Newstedが参加。また2005年のPiggy逝去等、変動を経ながら現在も活動継続中。

本作は彼らの2ndアルバムで、移籍先のNoise Recordsよりリリースされた。内容は後に変貌を遂げるプログレッシヴなアプローチとは異なる、初期の同バンドらしいスラッシュサウンド。でもそれがとことんまで突き詰められており、バーバリックでカオティック…ジャケットの戦車を連想させる、まるで地響きの如き演奏。

ハードコアパンク的とも評されるが、ストップ&ゴーやトリッキーなリフを用いた一癖ある複雑な楽曲は、その後への展開を予感させる。でもプログレと言うよりは混沌そのもの。呆れる様な狂乱振りは、今聴いても圧倒されてしまうのでは。

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posted by ぬきやまがいせい at 23:39 | Comment(0) | 音楽

2018.02.10

「(same)」BROKEN BONES

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聴いてみた、英ハードコアパンク・バンドのコンピレーション盤。2016年発表。

「ブロゥクン・ボゥンズ」はDischargeを脱退した双子の兄弟、Anthony “Bones” Roberts(g)とTerence “Tezz” Roberts(b)により1983年結成。同年にはシングル「Decapitated」にてデビューを果たす。その後もTezzの離脱(現在は復帰)や数度に渡るメンバーチェンジを経ながらも、今もなお活動中である。

本作は「Dem Bones」「Bonecrusher」「F.O.A.D」の3枚の初期スタジオアルバムと、シングルやライブを3枚のCDに収めたアンソロジー。…いずれも1983年から1987年頃の音源なので、80年代英国ハードコアの神髄が楽しめる。

後々音楽性はメタルへの接近を見せる様だが、本作の時点ではメンバーの出身通りDischarge直系の演奏(まあDischargeも変なメタルになるけど)。本家に較べると多少シリアス感は薄れたものの、緩急もへったくれも無い一直線振りが潔い。まあ個人的には、ライブ音源でのガレージ的ラフさが面白かったかな。
posted by ぬきやまがいせい at 21:26 | Comment(0) | 音楽

2018.02.09

「アジアの逆襲」石井聰亙&バチラス・アーミー・プロジェクト

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聴いてみた、日本のポストパンク/ロック・プロジェクト。1983年発表。

かねてよりロック音楽と関わりの深かった映画監督「石井聰亙」(vo.)により結成されたグループが、「Bacillus Army Project‎」。メンバーは花田裕之(g)、下山淳(g)、井上富雄(b)、池畑潤二(dr)というThe Roostersのメンバーが中心となって演奏した他に、何故か小林克也もナレーション等で参加している。

(前回から続く)映画「アジアの逆襲」の劇中音楽は、同監督自身作詞やボーカルまで担当したバンドで当たっているのだから。…本作はそちらの映画のサウンドトラックとしてリリースされたものだが、「ロック」アルバムと呼んでいい内容。

実際出来としては(バックのお陰?)映画監督の副業にしてはしっかりしたもので、石井のボーカルも仲々サマになってる。ただ雰囲気も歌詞も、やけにスターリンを連想させるのが微笑ましい。まあ「爆裂都市」に起用した事からして相当好きだったのだろうな。…その分逆に、Roosters好きは面白くないみたいだけど。
posted by ぬきやまがいせい at 19:26 | Comment(0) | 音楽

2018.02.07

アジアの逆襲

観てみた、石井聰亙監督によるビデオ映画。1983年発表。

荒廃した地表に覆われた世界。アジア某国の地下施設では、薬物投与や数々の機器により肉体改造された戦士達が、日夜戦闘訓練を行っていた。そんないつ果てるとも知れぬ生活の中、やがて彼らの精神は蝕まれていき…という内容。

30分程の短編ながら台詞は一切無く、その代わりに英文によるテロップが切り込む様に画面に映し出される。ノイジーな音楽と共に前衛的な表現と言えるものの、どちらかと言えば長編ミュージックビデオやイメージビデオに近い。発表された時点ではかなり画期的な作品だった様で、石井監督の先見の明が窺える。

まあ「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン 半分人間」へと繋がる作品と見て間違いないだろうけれど、世紀末SF的設定(発表はマッドマックス2の2年後だが、北斗の拳とは同年)や小芝居が今となっては少々アレかもな。とは言え最も「ロック」に接近した、同監督作なのは間違い無い。と言うのも…(次回に続く)。
posted by ぬきやまがいせい at 21:56 | Comment(0) | 映画

2018.02.06

劇場版 ウルトラマンX / きたぞ!われらのウルトラマン

観てみた。高橋健介主演、田口清隆監督映画。2016年公開。

大空大地とウルトラマンエックスの活躍により、平和を取り戻した地球。彼らは考古学者・玉城ツカサらと共に向かったバラジ遺跡で、巨人「ティガ」の像と碧石を発見する。ところが碧石がカルロス黒崎という男に持ち去られた事で、封印を失った魔獣ザイゴーグが復活してしまう。果たして地球の運命は…という内容。

「新ウルトラマン列伝」内で放映されたTVシリーズ、「ウルトラマンX」の劇場版。筆者そちら見た筈だと思うんだけど…全く記憶に無いので、実は見てないかもしれない。まあ本作映画版は、冒頭にダイジェスト映像があるので大丈夫。勿論他作品のウルトラマンは登場するものの、比較的独立した内容なので助かった。

とは言え本作で目立った役割を持つ「ウルトラマンティガ」から、レナ隊員を演じていた吉本多香美が出演しているのが仲々に嬉しい。あれ今回は欠席かな?…と思ったウルトラマンゼロもしっかり登場してる辺り、いつも通りではあるが。
posted by ぬきやまがいせい at 22:37 | Comment(0) | 特撮

2018.02.05

劇場版 ウルトラマンギンガS / 決戦!ウルトラ10勇士!!

観てみた。根岸拓哉主演、坂本浩一監督映画。2015年公開。

ヒカル=ウルトラマンギンガとショウ=ビクトリーの戦いにより、平和を取り戻した地球。だがウルトラ戦士全てを封印せんとする魔神エタルガーの出現で再び危機が訪れる。そこにコスモスの力を奪われた春野ムサシとウルトラマンゼロが現れて、2人に特訓を授ける。果たして彼らが掴み取った力とは…という内容。

「新ウルトラマン列伝」内で放映されたTVシリーズ、「ウルトラマンギンガS」の続編劇場版。もはや映画での恒例ではあるけれど、他作品のウルトラマンを含む総勢10名が登場するお祭り的な内容。…更にギンガとビクトリーがフュージョンして「ギンガビクトリー」になるという趣向は、エース以来かもしれないな(違うか)。

正直近年のウルトラシリーズには色々と言いたい事もあるけれど、単純に映画として盛り上がるというのならまあいいかと。…個人的にはネクサスにメフィストとの対決なんて見せ場が与えられているのに、妙な感慨を抱いてしまったよ。
posted by ぬきやまがいせい at 22:02 | Comment(0) | 特撮

2018.02.03

宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

観てみた。石垣佑磨主演、金田治監督映画。2012年公開。

幼馴染みの十文字撃、大熊遠矢そして河井衣月。だが撃と遠矢は宇宙空間の事故で消息不明になっていた。そしてある夜、衣月が宇宙犯罪組織マクーに襲われる。そこへ銀色に輝くスーツを装着した「宇宙刑事ギャバン」が現れて彼女を救う。その正体は何と生死不明の撃、彼は宇宙刑事の訓練中で…という内容。

本作は1982年に放映されたTVシリーズ「宇宙刑事ギャバン」の続編。映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」での復活に引き続いての単独作となる。出演陣は新たな顔触れに交代したものの、旧作の主演だった大葉健二も若々しい姿のままで、切れの良いアクションを披露してくれているのが嬉しい。

ただ映像が律儀に80年代感(セットの雰囲気や特撮風CGやら)を再現しているのは、喜ぶべきか苦言を呈すべきか。…まあお話の方で三角関係とかやられて困ってしまったので、大葉同様昔ながらの味が楽しめたのは良かったな。

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posted by ぬきやまがいせい at 22:01 | Comment(0) | 特撮

2018.02.02

AIR / エアー

観てみた、クリスチャン・カンタメッサ監督映画。2015年公開。

強毒性の大気に覆われ、人類が死に絶えてしまった地球。だが地下には選抜された人員を催眠させ、大気の浄化を待つ施設が稼働していた。その装置を管理する為、覚醒と睡眠を繰り返す職員バウアーとカートライト。彼らはたった2人で単調な任務をこなすのだが、いつ果てるとも知れぬ生活の中で…という内容。

消える飛行機雲 僕たちは見送った…見送らなかった方のAIR。本作は「ウォーキング・デッド」関係者による製作だとの事だが、筆者は殆ど見ていないのでよくわからん。まあ人間が生存出来ない大気環境という設定からハル・クレメント「窒素固定世界」みたいな話かと思ったら、星野之宣「大いなる朝」だった(?)。

いかにもな低予算で殆ど2人芝居で進行する内容。上手にやれば閉鎖環境サスペンスとして面白くなりそうだけど…うーん。無理矢理ながら最後に愛が勝つという話なのかもしれんけど、まず選民思想ありきなので感動も出来んのよな。
posted by ぬきやまがいせい at 21:09 | Comment(0) | 映画