観てみた。リリー・フランキー主演、是枝裕和監督映画。2018年公開。
東京の一戸建て住宅に暮らす柴田治を主人とする5人家族は、「万引き」で生計を立てていた。そんな中育児放棄されていたらしき少女を連れ帰り、一緒に生活する事に。彼らはまるで本当の家族の様に海水浴を楽しむのだが、ある日祖母がこの世を去る。そして遂に偽の家族に終わりの時が来て…という内容。
カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得した話題作。実際に起きた事件から着想したとの事だが…同じく実在事件を元とする「誰も知らない」に近い印象。というか同監督がこれまで手掛けた作品群と、かなり共通した内容だと思う。
実話題材に加えて、「都市生活の孤独」や「(疑似)家族」といったモチーフは、これまで同監督が繰り返し語って来たテーマで…個人的には正直、またかよと。ただそれらの過去作のエンドマーク、更に「その後」を描いた様な感覚なのは興味深いかも。でもそれと同時に、本作の「その後」は別に気にならんなあって。
2021.10.05
万引き家族
posted by ぬきやまがいせい at 22:53
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