2022.03.21
「ゼーガペイン / ファイル サルベージ」新紀元社刊
読んでみた、日本の出版社によるビジュアル・ムック。2010年発表。
下田正美監督・サンライズによる製作で、2006年よりTV放映されたアニメーション作品「ゼーガペイン」。今なお根強い人気に支えられる同作が放映4年後にもなって、投票によりBD-BOX化されたのに併せて刊行されたのが本書。
その後も外伝小説等の派生作品が、展開されているのはご存知の通り。ただ本書はムックとは言ってもA5サイズの版型で、少々小さいのはネック。各キャラクターやメカの初期から決定までのデザインを収録しているのが、目を引くだけに勿体ない。とは言え4年後だけあって、同窓会的な雰囲気に和んでしまう。
本書では特に企画からデザイン全般を手掛けた、(老師こと)幡池裕行デザインディレクターの仕事がクローズアップされているのが最注目点。当初表舞台からは一歩引いたスタンスに感じられただけに、本書での下田監督との対談は興味深い。まあ本当に画稿が小さくてつらいが、虫眼鏡を駆使しても読むべき。
posted by ぬきやまがいせい at 20:53
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