
聴いてみた、イギリスのTV人形劇のサントラ・アルバム。2020年発表。
「Fireball XL5」は1962年、「サンダーバード」等で知られるジェリー・アンダーソンにより制作されたSF人形劇。翌年には日本でも放映されたものの、途中から谷啓のナレーションを加え「谷啓の宇宙冒険」と改題された。…その後は幻の作品となっていたが、近年CS放送等で日本語字幕版が見られる様になった。
本作は元々、ファンクラブ用だったものを一般販売したサントラ。同作の音楽担当は勿論、アンダーソン作品には欠かせないBarry Gray。印象の強いホーン類のほか、電子楽器オンド・マルトノ等も加えて宇宙感覚を醸し出している。
筆者も近年のCS放送で、同作を初めて見たんだけど…正直これまで見たどのアンダーソン作品よりも好きになった。割と定番的なスぺオペ的題材ながら、サンダーバードの救助・キャプスカの侵略・UFOの迎撃・1999の惑星探訪という要素が早くも描かれていて驚愕。折角見られる様になったのだから、是非に。