観てみた、 滝沢敏文監督によるオリジナル・ビデオ・アニメ。1993年発表。
西暦2416年の火星。人類と「神」を名乗る勢力との戦争が始まっておよそ40年。神々は人間を操り、軍内部にスパイとして潜入させていた。隠密巡洋艦「青葉」の艦長である亜空歓喜もまた、恋人を神々の手先にされて喪ってしまう。だが彼女から託されたのは、敵の不沈空母「地獄」攻略の情報で…という内容。
原作は荒巻義雄のSF小説シリーズで、本書はその「枝篇」となる一冊(原作版のタイトルは「朱い〜」)。まあ自分も全くの未読だが、本作を見る分にはだいたい判ると思う。ストーリーは置いといても、メカ描写だけでもかなりの力作。
本作でもメカを担当したのは横山宏。横山は「マシーネンクリーガー=SF3D」で知られるだけあって、本作でもパワードスーツをデザインしている。多分「SAFS」が有名だと思うけど、(装着者の顔が見えないのは、よろしくないからか)今回は「AFS」風。他にも雪風っぽい?戦闘機もいるし…好事家なら必見だ。