観てみた、ソ連のアニメーション作家の作品集。2017年発表。
戦時中の1941年、疎開先の村で生まれた「ユーリー・ノルシュテイン」。家具職人を経てアニメーターとしての教育を受けた後、作品を発表する様になる。本作は「25日・最初の日」、「ケルジェネツの戦い」、「キツネとウサギ」、「アオサギとツル」、「霧につつまれたハリネズミ」、「話の話」…の6作を収録している。
こちら2016年に日本人スタッフの手で修復された6作品を、アマプラ見放題で配信したというものだが、先にソフトとしてリリースされている(その際のタイトルは〜作品集)。素晴らしい画質で観られる様になったのは、実にありがたい。
と言うか「話の話」は、自分も久々に観た。シュールと言うか難解という印象は変わらないものの、何だかタルコフスキー作品に近い感じがした。その辺同時代・同国人作家だけあるのかな…と思ったら、話の話はノルシュテイン自身の断片的記憶がモチーフらしい。それって要するに「鏡」と同じだな、成る程納得した。