
読んでみた、日本の出版社による自動車雑誌/ムック。2014年発表。
ポルシェが開発した、後輪駆動・リア配置・空冷エンジンのスポーツカー「911」。名車と言われる911は1965年よりラリーにも参加しており、RRという一見ハンデに思える方式に反して強さを見せていた。1984年からはWRCのグループBに、「911 SC/RS」で出走。本書では911のラリー戦歴を紹介していく。
この時期ポルシェは(同グループであるアウディとの住み分けで)サーキットレース中心の活動をしていた。シルエットフォーミュラ「935」!とか言ったら、自分の同世代なら身を乗り出してしまう筈。SC/RSがグループBだというのに、実はワークスではなくプライベーターでの参加というのは、その辺の関係かも。
なので自分も殆ど意識してこなかった車種なのだけど…RRに自然吸気空冷エンジンという、911らしさを貫いたままグループBで戦った(4WDも開発されたものの、パリダカのみ)というのは、これはこれで胸が熱くなるかもしれん。