2023.06.15

「RALLY CARS Vol.28 / LANCIA DELTA part.1」三栄刊

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読んでみた、日本の出版社による自動車雑誌/ムック。2021年発表。

WRCのグループA出走の為に、開発されたラリー車両が「ランチア デルタ」。既にターボ・4WD化されていた市販車をチューン、1987年に初参加の「HF 4WD」。その車両を進化させた「HFインテグラーレ」、更にエンジンを16バルブ化した「同16V」と、圧倒的な強さを見せて連続での優勝を果たした…という内容。

本書では1987年から1991年まで続けて、ランチアがマニュファクチャラー優勝していた頃の車両を紹介している。単純に元のデルタの仕様が、上手くグループAの競技内容に合致していた偶然もあった感じだが、当時のチーム監督(F1でよく聞いた名前)チェーザレ・フィオリオの、手腕によるところが大きい様だ。

フィオリオのインタビューは特に読み応えがあって面白い。でランチアの強さは当時、やっぱり疑問視されたらしく…消火器騒動やドライバー同士のイザコザ等。スキャンダラスな面にも触れていてるのが、むしろファンとして楽しめる。

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posted by ぬきやまがいせい at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書