観てみた、ウィリアム・キャッスル監督映画。1959年公開。
大富豪・ローレンの呼び掛けで、7人の男女がある屋敷に集められた。そこには幽霊が出没するという噂があり、一晩を過ごした者には彼から大金を与えるというのだ。やがて真夜中が訪れると、ローレンの妻が絞殺死体として発見された。更に奇妙な現象が立て続けに起きる中、彼らは疑心暗鬼となって…という内容。
本作も主演のヴィンセント・プライスが、古びた屋敷の主人役。その建物というのが実はF・L・ライト設計のバリバリ現代建築で、それを幽霊屋敷に使おうというのは変わってる。…それ以上に変わってるのが本作では、映画館で上映中に作り物の「骸骨」を客席の頭上に飛ばすという、アトラク的な催しを行った事。
まあある種伝説的な作品なのだが、今回観ても上記の趣向が無いと…正直面白くはないなあ。でもそれこそ「お化け屋敷」映画なだけあって、突然ビックリさせる演出が頻出。ただの管理人のババアの顔が、なんでか一番こわいという。