2023.07.19

宇宙のデッドライン

観てみた、エドガー・G・ウルマー監督映画。1960年公開。

1960年。米空軍パイロットのアリソン中佐が挑んだのは、新型速度実験機での飛行試験。ところが地上に帰還すると、なぜか基地は廃墟と化していた。彼は偶然時空を飛び越え、遥か未来の2024年にやって来たのだ。その世界で人類は疫病の為に、不妊と突然変異で絶滅目前となっており…という内容。

タイムスリップの方法が「猿の惑星」(1968年)を連想させるSF映画。出来自体はB級もいいところだけど…未来世界の建物内部が、「三角形」モチーフのデザインで徹底されている(場面転換のアイリスまで三角形)のは結構すごい。

しかも主人公が搭乗するX-80という架空機は、デルタ・ダガーこと「F-102」なので、こちらも「デルタ翼=三角形」(プロップだと何故か主翼から更に、三角形の安定翼が生える)。ただその▽が内容の方と、どう関係するのかと訊かれても…正直よくわからない。でも案外シリアスで、オチも悪くない拾い物ではある。
posted by ぬきやまがいせい at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画