観てみた、L・コワルスキー監督によるドキュメンタリー映画。1980年製作。
1970年代後半、ロンドンを発火点として燃え広がった「パンクムーブメント」。本作は1978年に行われたSex Pistolsによる全米ツアーの映像を中心に、同時代バンドや熱狂的な若者の姿から、パンクの興奮を今に伝える…という内容。
本作を観て感じたのは…自分は「若者文化としてのパンク」には、全然興味がないんだなって。要するに音楽やアティテュードとして好きなのであって、おかしな格好してイキってる小僧共を見せられても困る。しかも50年近く前の。そういう意味でやっぱり自分はPistolsよりも、(本作未登場の)Clash派なんだよな。
とは言え映像自体は大変に貴重で、同時代の空気が判るのはやっぱり面白い。Sham 69やGenaration X等の演奏も見られるし。どうせなら、StranglersやBuzzcocksも見れませんか?…とか思ってしまったり。まあでもPistols好きなら必見なのは間違いないので、こういう作品を残してくれたのは有難い。