観てみた、N・ジョンズ監督によるドキュメンタリー映画。2019年公開。
1966年、西ドイツのハーメルンで誕生した作曲家「Max Richter」。彼が構想したのは深夜の野外空間で、8時間半にも渡って繰り広げられる「Sleep」というコンサート。本作は各地で行われた演奏を軸に、Richterのインタビューや関係者・観客の様子を交えて、コンサートの模様を伝えるものである…という内容。
ポスト・クラシカルと呼ばれる音楽で、感じはアンビエント/ミニマル系。観客は自由に出歩いても、眠ってしまってもよい事から「Sleep」なのだが…画期的ですごいみたいな事になってるけど、Satieの家具の音楽や、EnoのMusic For〜シリーズとそう変わらない気が。長さもVexationsの方が10時間長いし。
つうか作曲者の話す言葉がいちいち意識高くて、うへぇってなる。環境問題に目敏くて無農薬野菜ばかりモリモリ食ってそう(偏見)。…まあ現代音楽に関して俺はあんなのとは違うぜ、みたいな発言がぶっちゃけ癇に障ったんだけどさ。