観てみた。A・バトラー主演、バズ・ラーマン監督映画。2022年公開。
アメリカが生み出した稀代のロックンロール・キング、「エルヴィス・プレスリー」。だがその地位へと至るのには、彼の人生には「大佐」と呼ばれる人物が大きく関わって来た。マネージャーである大佐は、エルヴィスがスターとして成功する為に手腕を発揮する一方で、彼との間には確執の絶える事がなく…という内容。
近年色々作られた、ロック系アーティストを題材にした伝記映画の1本。エルヴィスは歌に映画に活躍したので、彼の人生を再現したらそのまま映画になるはず。主演の人はあんまり似てないかなあ…と思ったら、ステージ上では結構雰囲気が出ており(本人同様肥えてくると余計に)、音楽映画として見応えある。
でも本作では(トム・ハンクス演じる)大佐を副主人公として描いているので、エルヴィスの主体的物語というより「翻弄された生涯」いう印象。…そういや「エルヴィスサンド」を食ってるシーンはなかったな、160分近い尺があったのに。