観てみた、スティーヴン・スピルバーグ監督映画。2021年公開。
NYのウエストサイドでは米国人非行少年の「ジェッツ」と、プエルトリコ系集団「シャークス」とが激しく対立していた。そんな中ジェッツ元リーダーのトニーは、あるパーティーでマリアという少女と出逢う。ところが彼女はシャークスのリーダーの妹で、2人は惹かれ合いながらも争いに巻き込まれて…という内容。
1961年の映画「ウエスト・サイド物語」のリメイクである本作。脚本や音楽等、原典を相当に尊重…というかほぼそのまま。なので数々の名曲やダンスも、そのままに感動してしまう。ならば本作ならではの持ち味は?、となるけれど…そこはやはり2021年の映画らしい、映像や音響としての「質感」にあると思う。
でも本作が「ロミオとジュリエット」の翻案と知らない人まで観て、批判めいた事を言っているのがな。…こういう構図前にも見たと思ったら、同監督の「宇宙戦争」だわ。そういう層まで呼び寄せるのは、スピルバーグも罪な男だなって。