観てみた、ジャック・ポレックスフェン監督映画。1956年公開。
仲間の裏切りに遭い、ブッチャーは強盗殺人犯として捕縛された後、死刑執行された。彼の死体は密かに闇へと流され、ある科学者の実験に供された。その際受けた強力な電流で復活、怪力と不死身の肉体を得たブッチャー。彼は隠し置いた60万ドルの奪還と、裏切者への復讐を開始するのだが…という内容。
主演はロン・チェイニー・Jr,。つまりサイレント映画時代の「オペラの怪人」等で名高い、ロン・チェイニーの息子。元々俳優志望だったところを父親から反対され、彼の死後にようやく役者になったとの事。なのに大抵「父親には及ばない」という枕詞が付くのは気の毒だが、本作を観た上だとまあそうかもなあ…としか。
本作でブッチャーがほぼ無言だったり、地下水道での立ち回り(バズーカぶっ放してる)があったりと、父の「怪人」を連想させるのが興味深い。この内容だから起用したのか、単に小ネタとして入れたのか。…まあ正直どっちでもいいな。