観てみた。F・ピネロ主演、ウィリアム・グレフェ監督映画。1966年公開。
フロリダ州の湿地帯、そこには「タルトゥ」という古代インドの呪術師が埋葬されていた。調査に訪れた考古学グループの男女は、彼の埋葬地を荒らしてしまった為、動物に変化したタルトゥの呪いを受ける事に。ヘビやワニ、淡水には生息しない筈のサメ。そして遂には、タルトゥまでもが実体を現し…という内容。
道具立て自体はホラーなんだけど、殆ど動物に追いかけまわされているだけの映画。しかも女の子がキャーキャー騒ぐのがうるさいのなんの。ある意味大変な熱演なのだが、こんな映画でそんなに頑張られてもな…という気がしてしまう。
あと劇伴音楽はストリングスを使っており、意外と豪華。本作の内容には分不相応…と言うか、場面にそぐわない感じがあるのは、何かしらアーカイブ的な音源が使えたからかも。まあ音楽ならしつこく流れるドンドコに洗脳されそうだけれど、これインド音楽ではないな。ヒッピームーブメント前の認識じゃ仕方ないか。