観てみた、ケネス・G・クレイン監督映画。1957年公開。
宇宙放射線被曝の動物実験の為に打ち上げられたロケットが、アフリカに墜落した。数ヶ月後、現地では住民が毒液を注入され死亡する事例が多発。それは事故ロケットに乗せられていたスズメバチが、放射線の影響で巨大化した怪物の仕業だった。現地に飛んだ、ブレイディ博士とモーガン博士は…という内容。
本作の怪物も、金星ガニや海獣の霊を呼ぶ女等で有名な、ポール・ブレイズデルがデザインを手掛けている。彼のモンスターらしく、なかなか愛嬌があってよいのだが…内容の方がどうも。怪獣退治(主人公は手榴弾を投げただけで、あとは火山が始末してしまった)よりも、アフリカ秘境探検記みたいな感じだし。
でも槍を構えた現地人が、丘一面の群衆で迫って来る映像とかすごい。まあアーカイブ映像だらけという話なので、そういうのも使い廻しかも。…それより日本の「獣人雪男」が米国公開された際、同時上映されたのが本作だって。