2024.06.25

霊魂の不滅

観てみた、ヴィクトル・シェストレム監督によるサイレント映画。1921年公開。

臨終の床に就いた救世軍の少女・エディスは、ダヴィッド・ホルムという男を呼ぼうとする。ホルムとは妻子がありながら破滅的な放蕩生活を送り、遂には命を落として死神の馭者となっていた。生前そんなホルムと旧交を持ってくれていた、エディスの許にやって来た彼は、自身の人生を振り返るのだが…という内容。

スウェーデン映画初期の重要な作品で、ベルイマンにも影響を与えたという本作。全く予備知識も無しに観たので、オカルトとか怪奇映画のつもりだったのに違った。感じとしてはディケンズというか、フランク・キャプラの人情物を思わせる。…でも斧でドアをぶち破るシーンは、まるでシャイニングみたいなんだけど。

それより今回アマプラで観た本作は…字幕がひどい。機械翻訳らしきいい加減さで、内容がサッパリ判らない。しかも何でか、シリアスなシーンに顔文字まで出て来てフザケテる。貴重な作品だけに、こういうのは勘弁してほしいなあ。
posted by ぬきやまがいせい at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画