2024.07.13

ヘルハウス

観てみた。クライヴ・レヴィル主演、ジョン・ハフ監督映画。1973年公開。

物理学者のバレット博士はある富豪からの依頼で、「ヘルハウス」と呼ばれる呪われた邸宅の調査を行う事に。かつてその建物では、ベラスコという男が親類縁者の惨殺体と共に姿を消して以来、危険な心霊現象が起きていたのだ。博士は自身の妻や霊媒師達と共に、同家の謎を解こうとするのだが…という内容。

本作では脚本も担当している、リチャード・マシスンの小説「地獄の家」が原作。近い題材で、世界中にオカルトブームを巻き起こした映画「エクソシスト」とは同年の公開だが、本作の方が半年ほど早い。つまりまあ本作はブームに関係ないという事だけれど…今観てもスリリングで怖い辺り、名作と言われるだけある。

何にもないところを、何かありそうに思わせる。俳優の演技や演出の巧みさが、画面に映っているもの以上の恐怖を喚起させる辺り、ホラー映画のお手本にすべき見事な一例と言える。と言うか今でも色々の作品が影響下にあるよね。
posted by ぬきやまがいせい at 23:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画