2024.07.31

「歴史群像シリーズ特別編集 / 決定版 図説・戦国武将118」学研刊

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読んでみた、日本の出版社による歴史ビジュアルムック。2001年発表。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康…戦国時代には彼ら天下人のみならず、日本全国で綺羅星の如き武将達が覇を競った。本書はそれら118名の武将を網羅し、豊富なビジュアル資料と解説文を元に紹介するものである…という内容。

本書は(どれだけ紙幅があっても足りない)信長でも4ページを上限にしているので、文章による解説はほぼ触りだけ。その代わりに、肖像画・家紋・花押・印章・軍旗・具足…といった戦国時代を彩るビジュアル要素をカラーで掲載する事により、言わば「見る武将カタログ」として、ムックの強みが出ておりユニーク。

家紋や花押が何種類もあるというのも知らなかったし、それをまとめて収録しているのもすごい(まあ歴史マニアでもない自分には、すごいとしか言えない)。…ただし当然武将各々を深く知るには無理があるけれど、「名前だけでも覚えて帰ってください」という以上のマニア情報が得られる、よい本ではないでしょうか。
posted by ぬきやまがいせい at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書