
聴いてみた、ノルウェーの現代音楽作曲家。2007年発表。
「アルネ・ノールヘイム」は1931年に誕生し、オスロ音楽院でオルガンそして作曲を学んだ。後にコペンハーゲンやパリで、電子音楽への道へと進む事となる。同国を代表する現代作曲家として知られるようになるも、2010年に逝去。
本作は彼の電子音楽作品「Electric」(1974年)を、Kenneth Karlsson(per)とBjørn Rabben(syn)の「シカダ・デュオ」が演奏したもの。そちらにエレクトロニクスや女性ソプラノを加え、Nordheimの世界をモダンに再現している。
まあ自分はNordheimを聴くのは初めてなので、比較した訳でもないが。感じとしては声楽が多めでその印象が強い。現代声楽曲は、すぐOpus Avantraと挙げたくなる辺り、例えの幅が狭くてお恥ずかしい。でもギリシャの詩人アルキロコスを歌詞に採り入れているそうで、意外と近いかも。演奏の方は2001年の、スターゲート場面で流れる曲みたいな印象があったり。…その例えもどうだろう。