観てみた、大島渚監督映画。69年公開。
新宿紀伊国屋書店、売場から数冊の本を万引する青年がいた。青年の名前は鳥男、そして彼を取り押さえたのが店員のウメ子だった。社長の前に鳥男を連れて行く彼女だったが、彼は大目に見られ解放される。感化されたのか、ウメ子もまたネグリジェを盗む。その後、奇妙な関係で結ばれる2人だったが…という内容。
主演はなんと横尾忠則。そして唐十郎や高橋鐵といった、当時のまさに時代の寵児とでも言うべき人々が出演している。ストーリーは取り留めが無く、「アングラカルチャー」といったものを断片化してコラージュした感じ。それらが朗読や議論、独白や演劇といった、ある種の「パロール(発話言語)」によって「語られる」形式。
映像はモノクロとカラーが交互に立ち現れ、どこか「現実との距離感」を問われるかの印象。…ただ正直本作は「絞死刑」と違って、時代と心中してしまった様に見える。いかにもATG/大島映画だけど、「いかにも60年代」って感じでもあるし。
2009.06.26
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