見てみた、ジェリー・アンダーソン制作による人形特撮ドラマ。全13話。
田舎の教会に暮らすスタンレー神父、彼の正体はイギリス諜報部員だ。「ミニマイザー」という物体を1/3の大きさにする装置を使い、相棒のマシュウと共に難事件を解決していく…というのが内容の骨子。実際の俳優の演技と、俳優そっくりに作られた人形の映像が混在した、次作「謎の円盤UFO」への橋渡しとなる作品。
よく言われる様にアンダーソン作品としては、内容が確かに地味。そのせいか、スポンサーから打ち切り宣告を食らったという不遇の作品でもある。…でも「老人が主人公の作品」と考えたら、破格な程に派手。神父自身がアクションする訳ではないけれど(それ以前にマリオネーションで格闘は出来んわな)、ドンパチも多い。
紳士の国らしい英国の優雅な雰囲気と、007やフォーサイスの国という事で、スパイ物の味わいが楽しい。しかし主人公を神父にしたのは、小さくなった相棒に指令を出すのに呟いていても不自然でない職業、ってだけで決められた気がする…
2009.06.28
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