聴いてみた。インド古典声楽の大家、2枚組アルバム。02年リリース。
「プラン・ナート」は、北インドの伝統的発声法・ラーガの師匠(パンディット)という人物。でもいわゆる「ラーガ」というのは、インド音楽の理論における「メロディーの法則」の事でもあるらしく正直紛らわしい。発声法としてのラーガに関して今いち調べが付かなかったのだが、何と言うか「唸り」みたいなダルい「浪曲」みたいな…
プラン・ナートにはテリー・ライリーやラ・モンテ・ヤングという、現代音楽の重要人物が師事した事で知られている。本作でも上記の2名が、演奏者として名を連ねており興味深い。…でも彼らがラーガから自らの音楽を構築する上で学んだのは発声法という訳ではなく、おそらくは「ドローン音楽」的な要素なのではなかろうか。
タブラの刻む一定のリズムの上をタンブーラによる通奏音が漂い、ラーガの唸りが終わる事無く続いていく…本当に終わらないかと思った。瞑想・呪術的というより、親戚のおじさんが得意になって聴かせる歌みたい。ある意味確かに凄え。
