聴いてみた、ユーゴスラビアのヘヴィ・サイケデリック・バンド。73年発表。
本作がリリースされた1973年当時は、「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」という国だった。…と言うのも、この土地は東ヨーロッパの国らしく複雑な歴史を歩んできており、06年には「セルビア共和国」と「モンテネグロ共和国」の二国に分離独立を果たし、09年現在ユーゴスラビアという名前を持つ国家は存在していない。
「ファイア」はそういう訳で当時の社会主義政権下に誕生したバンドのようだが、実際の活動はオランダで行われていた模様。当アルバムに関してもオランダのスタジオにて録音されている。…そう言われると成る程、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスといった当時の英米バンドからの影響が、割とストレートに垣間見える。
でもそんなのどうでもいいとでも言わんばかりに、歪みまくったファズギターの音色が凄まじい。ブルース/ハードロックベースの様なのに、印象に残るのはひたすらグシャグシャのギター演奏。故郷でのフラストレーションでも発散しとんのか。
