聴いてみた、英国人ミュージシャンによる実験音楽作品。77年発表。
本作の中心人物「デイヴィッド・トゥープ」は、雑誌ライター、キュレーター、音楽評論家、そしてもちろんミュージシャンとして知られている(との事)。筆者個人的には、「L.A.F.M.S.」との関連で名前を知った筈(BOX収録の音源に参加してたって事になるのかな)。…まあ繋がりがあっても、全然不思議でない両者ではある。
で本作は英Bead Recordsよりリリースされたアルバムのリイシュー。内容は竹笛やフルート等の響きの上に、金属的なパーカッションが踊るインプロヴィゼーション作品。…感じとしてはやはり、AMM辺りを挙げなくてはならないだろうか。音楽におけるドラマ性を剥ぎ取ったかの様な、禁欲的な音の交錯が記録されている。
それでも音色が多彩で、緊張感が終始持続して飽きない。と言うか、本作は小さい音で聴いちゃ駄目ね。…L.A.F.M.S.みたいなユーモアは皆無だし、音の爆発によるカタルシスからもかけ離れた音楽性ではあるけれど、意想外に「楽しい」よ。
