観てみた、ルネ・クレール監督映画。34年公開。
「カジナリオ」という名の、小さいながらも裕福な国があった。だが世界不況の煽りを受けて国庫は空。どうにかしようと海外に亡命していたバンコ氏という億万長者を若い王族の婿へと迎え、その懐を当てにする事となる。だが国の宰相となったバンコ氏はその強権を振るい、奇妙な法令を次々に発布していく…という内容。
カジナリオはどうやら、「モナコ王国」をモデルとしている様だ。モナコと言えば現在のイメージではF1やグレース王妃だけれど(カジナリオも収入の大半は観光とカジノからという設定)、本作の制作された時代は世界恐慌の余波がまだ生々しい頃。そうした世界的狂騒を、小国を舞台にカリカチュアとして描こうという意図か。
だから本作は想像以上にドタバタな内容なのだが、流石に古すぎて今いち笑えるまでには行かないかな(怒りの葡萄を思い出すと…)。そういや関係ないけど、ルネ・クレールとルネ・クレマンって似てるよね。そのせいでいつも混乱するんだ。
2009.11.05
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