2010.02.19
「Boris」YEZDA URFA
聴いてみた、シカゴのプログレッシヴロック・バンド。75年発表。
「イエツダ・ウルファ」は73年に結成され、1stアルバムである本作をプロモーション用に自主制作する(プレス枚数は300だったとの事)。プロとしての契約を目指し各レコード会社へ送るのだが、その全てから断られてしまったという悲運のバンド。…翌年インディーレーベルより2nd作を発表するが程なく解散してしまった。
で内容はと言うと、よく引き合いに出されるのがイエスやジェントル・ジャイアントといった英国のテクニカルなシンフォ・ロック。と言っても(どっかの米バンドみたいに)丸々の引き写しではなく、それらに米ルーツ音楽の要素も加味した完成度の高い楽曲で驚かされる。この手の音楽が好きなら、一聴を薦めざるを得ない。
個人的に米国バンドで聴いた事があるのはパヴロフズドッグ位で、当バンドの存在自体驚き。まあ内容は素晴らしいのだが、逆に米で相手にされなかったというのも宜なるかな。…因みに買ったのは再発LP。何だCD、国内盤まで出てたのか。
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