観てみた。役所広司主演、中島哲也監督映画。2008年公開。
入院中の富豪・大貫。偏屈で誰にも気を許す事の無い彼は、病院内でも横暴に振る舞い浮いた存在だった。そんな彼が知り合った少女・パコ。彼女は事故で家族を失い、その上彼女の「記憶」は僅か1日しか持たなかった。大貫はパコとの出逢いで人が変わった様になり、そして彼女の為にあるプレゼントを…という内容。
俳優陣の過剰演技、CGによる過剰演出…ストーリー自体は「ちょっといい話」といった感じ(ほんと映画関係者は短期記憶障害好きな)なので勿体ない。だからそうした持ち味が見えなくなる程、映像に厚化粧を施す意図に正直賛同できない。
まあ同監督の前二作に関しては「アメリ」の亜流という印象が強かったので、そういう意味では独自性が見えてきたかなとも思う。…逆に(映画における簡素さの象徴として)「ドグマ95」のルールで本作を撮ってみたらどうだろう? 何かその方が面白くなりそうな気が。本作は元々舞台劇らしいので、相性は悪くないだろうし。
2010.09.27
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パコと魔法の絵本 関口尚
Excerpt: とある病院に入院した大富豪の偏屈じじい大貫は、そこで絵本好きな少女パコと出会った。ある日、勘違いからパコの頬を叩いてしまった大貫は
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2010-10-25 01:00
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書き込み、どうも有り難うございます。
トラックバックも恐れ入ります。こちらもさせて頂きました。
…今までトラックバックした事なかったので、
やり方がよく判らなくて我ながらアレな感じです。