2010.09.29

永遠のマリア・カラス

観てみた、フランコ・ゼフィレッリ監督映画。2002年公開。

伝説のオペラ歌手マリア・カラス。彼女は衰えによる日本公演の失敗もあり、失意の中隠遁状態にあった。そんな時日本公演を担当したプロモーターのラリーが、全盛期の録音に合わせた口パクを使って、オペラ映画を作る企画を持ち掛ける。当初拒絶したカラスだったが、「カルメン」の世界に打ち込む事に…という内容。

筆者オペラには大して詳しくも無いのだけれど、カラスの名前くらいは流石に知っていた。まあ今回ゼフィレッリ監督という事で観てみたのだが、本作の虚実ない交ぜの内容はカラスと交流の深かった(らしい)同監督だからこそ出来たものなのだろう(因みにゼフィレッリはカラスの死因に関して、毒殺説を唱えているとの事)。

だから本作の一見無駄に見える挿話は多分、実際の話(画家の件りとか…尚同監督は同性愛者としてカミングアウト済)なんじゃないかな。あと冒頭に流れる音楽がクラッシュでおや?と思ったのだけど本作が1977年の話という事で納得。
posted by ぬきやまがいせい at 13:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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