2012.07.08

スーパージャイアンツ 鋼鉄の巨人

観てみた。宇津井健主演、石井輝男監督映画。1957年公開の第1作。

宇宙人達の会議により、地球に向け原水爆廃止を訴える為の使者として、エメラルド彗星出身のヒーロー「スーパージャイアンツ」が派遣された。地球に到着した彼は、危険な核兵器の開発を目論む秘密結社に接触する。鞄に収められた核物質を奪取しようとするも、近くにいた子供達にまで危機が及んで…という内容。

本作は当時のスーパーマン人気を受け、新東宝により制作された日本最初の特撮ヒーロー映画。シリーズ化もされ全9作が公開された。うち第1〜6作目までが石井監督の手によるものだが、それらは前後編構成で実際は3部作となっている。

本作は主演の宇津井に関するネタとして(モッコリがどうの)紹介される場合が多いのだが、国産初ヒーローとして充分興味深い。だから石井監督にとっても(カルト監督というパブリックイメージ以外の)代表作だと思うのだが、そういう視点からは余り語られないな。…個人的には3,4作目が、特に才気走っていて面白い。
posted by ぬきやまがいせい at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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