観てみた。犬塚弘主演、飯島敏宏監督映画。1972年公開。
発明オジサンがどうにか稼ぎ出そうとするのは、ダイゴロウの食費。以前日本で暴れて退治された怪獣の子供であるダイゴロウは、大きく成長し過ぎ国庫を圧迫する程になっていた。彼に成長抑制剤を投与する案も出たそんな時、宇宙から凶暴な怪獣ゴリアスが現れる。ゴリアスに立ち向かうダイゴロウだが…という内容。
円谷プロダクション創立10周年記念作品として制作されたのが本作。同社はついこないだ50周年を迎えた事を思うと、たったの10年かと逆に感慨が湧いてしまう。「東宝チャンピオンまつり」の一編として、ゴジラやパンダコパンダと同時上映されたというのも楽しげでいい。…で内容はそこからも判る通り、完全な子供向け。
司会者として「笑点」の顔だった三波伸介が活躍しており、怪獣特撮よりもそうした喜劇描写がメイン。…とは言え本作の映像面で個人的に驚いたのが、合成の巧みさ。それが怪獣に自然な存在感を与えており、和らいだ雰囲気を演出している。
2013.03.13
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