観てみた、キム・ギドク監督映画。1967年公開。
中東で核実験が行われ、それが原因だと思しき地震が韓国に向かって接近する。韓国全土に緊張が走る中姿を現したのは、何と伝説の大怪獣「ヨンガリ」だった。街を破壊するヨンガリに対して軍はミサイルでの攻撃を立案するのだが、化学者イール博士がイーチョ少年の活躍から解明した退治法は…という内容。
北のプルガサリ、南のヨンガリという朝鮮怪獣映画戦争の一方が本作。まあ出来としては残念ながら北に軍配が上がりそうだが、本作もプルガサリと同様日本人スタッフが担当している。…それが大映のガメラ関係者なので、映像や内容面でかなりそういう雰囲気が感じられる辺り結構興味深い(と言えば興味深い)。
ただ肝心のヨンガリの首が据わらない酔っ払いみたいな挙動のせいで、どうにも盛りあがらないな。ヨンガリの気の毒な最期はグエムルを連想したりするけど…そういやキム・ギドクって同国の有名な監督とは、同姓同名の別人みたい。
2017.05.30
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