2017.06.06

倫敦から来た男

観てみた、タル・ベーラ監督映画。2007年公開。

港湾内の管理施設で働く鉄道員のマロワン。彼がいつもの様に夜勤の間に港や船を眺めていた時、ロンドンから来た男ブラウンが、口論の末その相手を海に投げ込んで殺害する現場を目撃してしまう。海に落ちた鞄を拾ったマロワンがその中に見つけたものは、海水に濡れた大量のポンド紙幣で…という内容。

原作はジョルジュ・シムノンの小説。本作も内容自体はフィルムノワールと言っていい犯罪物だが…138分もかけた恐ろしくスローな進行の上に、極端に少ない台詞や白黒での撮影という、文芸映画的手法が用いられているのが特徴。

この監督には7時間以上の作品もあるそうなので、本作はまだ取っつきやすい方だけど…(長さどうこうの話ではなく)手法と内容がミスマッチするよりは、次作の「ニーチェの馬」みたいにもう少し寄り添ってくれていた方が色々納得出来るとは思ったかな。とは言え美しいモノクロ映像を眺めるだけで充分楽しめる。
posted by ぬきやまがいせい at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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