2017.07.12

FAKE

観てみた、森達也監督によるドキュメンタリー映画。2016年公開。

かつて全聾の作曲家として、一世を風靡した佐村河内守。だがゴーストライター騒動によりその偽りが曝かれた後、彼は一体どう過ごしていたのか? 本作は2年近い同監督による密着取材の元に、佐村河内の姿を追った…という内容。

オーソン・ウェルズじゃない方のFAKE。堕ちた天才作曲家にしてペテン師、という今以て世間で語られる様な佐村河内像が本作を観て変わるかというと…そうでもない気はする。それでも惹句にも用いられた「衝撃のラスト12分間」ではドラマチックな展開を見せるのは確かなので、筆者も一応ここでは黙っておこう。

佐村河内が力説するのは、自らの障碍が真実という点だが…個人的にそこは別によくて、結局作曲はしてなかったんだろと。まあ自分も聖人君子ではないので敢えて批判はしない。でも作曲も出来ないのに作曲家面した面白い人って辺りが重要な訳で。その当人がそこをひっくり返しても、それはそれで大変面白い。

…なお筆者が今回観たのはCS局、
日本映画専門チャンネルでのオンエアなのだが
その際同時に放映された森監督と軽部アナウンサーによる
対談コーナーが大層面白かった。

映画に対する同監督の解説自体興味深いが
その場がまるで本編からそのまま続く後日談の様にも思えた。

これは機会があったら是非ご覧になって頂きたい。
posted by ぬきやまがいせい at 23:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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