2017.09.30

夏の遊び

観てみた。イングマール・ベルイマン脚本、監督映画。1951年公開。

恋人との結婚を取るか舞台の仕事を取るかという、人生の岐路に立たされたバレリーナのマリー。彼女は誰かが届けた自分の昔の日記を手に、若き夏に暮らした想い出の地に赴く。そこでマリーはヘンリックという青年と、淡い恋の日々を過ごしたのだ。ところが結婚の約束を交わした、ヘンリックの身に…という内容。

ベルイマン監督としては10本目?位の映画だが、初めて自らのスタイルに開眼したというお気に入りの一作。感じとしては翌々年の世界的出世作「不良少女モニカ」を直接に連想させる内容で、夏の海辺での瑞々しい青春描写の一方で人生への省察を含んだ、後の作品における哲学的探求に一歩踏み出したもの。

バレエの舞台を袖から捉えた場面などは「魔笛」等、音楽作品の映像化に数十年先駆けていて興味深い。…ただそんな感じで後年と比較するとそこまで…という内容ではあるんだけど、初期ベルイマン自身の瑞々しさを見るのも悪くない。
posted by ぬきやまがいせい at 23:08 | Comment(0) | 映画
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