2018.02.07

アジアの逆襲

観てみた、石井聰亙監督によるビデオ映画。1983年発表。

荒廃した地表に覆われた世界。アジア某国の地下施設では、薬物投与や数々の機器により肉体改造された戦士達が、日夜戦闘訓練を行っていた。そんないつ果てるとも知れぬ生活の中、やがて彼らの精神は蝕まれていき…という内容。

30分程の短編ながら台詞は一切無く、その代わりに英文によるテロップが切り込む様に画面に映し出される。ノイジーな音楽と共に前衛的な表現と言えるものの、どちらかと言えば長編ミュージックビデオやイメージビデオに近い。発表された時点ではかなり画期的な作品だった様で、石井監督の先見の明が窺える。

まあ「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン 半分人間」へと繋がる作品と見て間違いないだろうけれど、世紀末SF的設定(発表はマッドマックス2の2年後だが、北斗の拳とは同年)や小芝居が今となっては少々アレかもな。とは言え最も「ロック」に接近した、同監督作なのは間違い無い。と言うのも…(次回に続く)。
posted by ぬきやまがいせい at 21:56 | Comment(0) | 映画
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