観てみた。中井貴一主演、小谷承靖監督映画。1984年公開。
全日本F2選手権で、1人のドライバーが命を落とす。そのレースに出走していた中野は、死亡した宇佐美の妹・しのぶと恋人関係にあった。危険を非常に恐れる様になったしのぶ、しかも中野はテスト走行中に重傷を負ってしまう。そしてF2に関わる人々それぞれの思惑の中、再びレースが開催され…という内容。
原作は海老沢泰久の同名小説だが、当時F2で実際に起きた出来事が採り入れられている。主人公のモデルは日本人初のフルタイムF1ドライバーとなる中嶋悟で、自身もチラッと出演。この当時中嶋はF2に出走の傍ら、ホンダF1マシンのテストドライバーとしても活動しており、その後への布石としても興味深い。
まあ若き日の中井貴一や峰岸徹といった出演陣に目を引かれるけれど、ドラマ自体は正直陳腐かなあ。それよりも知られざる存在の本作は、現在の「スーパーフォーミュラ」に繋がる記録として、貴重な映画が残されていたんだなと。
2021.10.17
F2グランプリ
posted by ぬきやまがいせい at 22:41
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