2022.03.16

「ボトムズ・アライヴ」岡島正晃、あさのまさひこ、中島紳介著

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読んでみた、アニメ作品のバラエティ書籍/インタビュー集。2000年発表。

高橋良輔監督・日本サンライズによる製作で、1983年よりTV放映されたアニメーション作品「装甲騎兵ボトムズ」。ロボットアニメの到達点にして今なお人気が衰えない同作を、関係者証言を始め様々な角度から検証する…という内容。

本書刊行時は「赫奕たる異端」発表後だが、その後も続編製作が行われたので情報として少々古いのは仕方ない。とは言え既に故人となった塩山紀生氏をはじめ、高橋監督の長文インタビューが読めるのは現在でも貴重。AT開発史を書いたのは同人サークル・ATVPの人か。そういう辺りも大変ユニークな本。

加えて本書で特異なのは、当時発売されたタカラ製プラモデル「1/24スコープドッグ」開発者へのインタビュー。名作プラモとして強烈なインパクトを与えた同作だが(多分クラタスの人の実物大も影響下にありそう)、アニメと模型との深い関係に切込んだ視点は本当に鋭い。少々の古さなどは気にせずに読むべき。
posted by ぬきやまがいせい at 23:35 | Comment(0) | 読書
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