観てみた、イジー・トルンカ監督によるアニメーション映画。1948年公開。
少年は病の床で夢を見る、それは昔の中国に暮らす若き「皇帝」の夢。彼は西洋人から見せられた本に載っていた「鶯(=ナイチンゲール)」に興味を持ち、女給の助けを借りて捕まえる。その歌声に、涙を流す程感動した皇帝。しかし機械仕掛けの鳥を手に入れた途端、その鶯には見向きもしなくなって…という内容。
導入部こそ俳優を使っているものの、皇帝の話になってからは同監督お得意のモデル・アニメーションにて表現されている。…今回観たアマプラでは字幕無しだったのだが、ボリス・カーロフの語りもあって大体判った。しかしフランケンの時は「フンガー」しか言ってなかったけど(言ってない)、こんな声だったんだな。
内容自体は素朴な人形アニメだし、話の方も有名なアンデルセン童話「小夜啼鳥」なので、自分が付け加える事はない。…けれどこの話、ここ最近のAI絵師関連のあれこれを思い浮かべると、色々と考えさせられる。かもしれない。
2023.04.05
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