観てみた、エンツォ・G・カステラッリ監督映画。1973年公開。
マルセイユからジェノヴァへと大量の麻薬を持ち込む犯罪組織を、断固たる態度で追うベッリ警部。ところが捕まえた売人は無残にも口封じに爆殺されてしまい、必死の捜査にも関わらず麻薬ルート解明は遅々として進まない。更に警察関係者やベッリ警部自身も命を狙われる事となり、果てには…という内容。
本作を観たら「フレンチ・コネクション」(1971年)を連想するんじゃないか。同じく麻薬犯罪を追った刑事物で、カーチェイスが売りなのも、スッキリしない結末なのも同じ(でも続編は無い)。とは言え単なるイタリア的パチモンでもなく…
やたらと残酷な暴力描写は、さすがマカロニウエスタンとジャッロの国ならでは。まあ要するにタランティーノとか好きそうな感じ?…と思ったら、本作のGuido & Maurizio De Angelis兄弟による「Gangster Story」という曲は、「デス・プルーフ in グラインドハウス」でも使われたとの事。ははあ、なるほどねえ。
2023.06.16
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