観てみた。B・サリヴァン主演、マリオ・バーヴァ監督映画。1965年公開。
未踏の惑星・アルファ9から発せられた救難信号を受けて、調査に向かった宇宙船・アルゴのクルー達。ところが先遣隊が遭難、アルゴも機体不調で惑星に不時着する事態に。更にクルー達が突然凶暴化して殺し合い、その上死亡した隊員が墓から甦って彷徨い歩くという、理解不能の状態に陥って…という内容。
イタリア製のSFホラー映画。でもイタリアなのにパチモンではなく、かの有名な「エイリアン」(1979年)に影響を与えたとも言われる斬新な一作。まあ映像自体は何だかキャプテンウルトラみたいで、お世辞にも先進的ではないけれど…
ホラーの巨匠として名高いバーヴァらしく、恐怖演出で案外その辺は気にならない。しかも巨大宇宙人の放置された骨格なんていう、(スペース・ジョッキーの元ネタっぽい?)着想には目を見張る。…感じとしてはミステリー・ゾーンやアウター・リミッツ系の、ちょっとひねったSF感がとても良いのではないでしょうか。
2023.06.18
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