観てみた、ロジャー・コーマンプロデュースによるSF映画。1962年公開。
核戦争後、南北2大勢力間で争いの絶えない地球。両国は初の火星着陸を目指して、有人ロケットを打ち上げた。ところが南半球国のロケットが遭難し、乗員を北半球国機に乗り移らせる事態に。彼らは燃料不足で火星への着陸を断念、代わりに衛星で地球帰還の為の救助を、待つ事になったのだが…という内容。
本作は元々ソ連で製作された映画「Небо зовёт」(1959年公開)だが、権利を得たコーマンが米国での上映に合わせて内容を改変した。ソ連を感じさせる要素は削除や変更し、加えて何と「宇宙怪獣」を新たに登場させてしまった。
コーマンの指示で「性器」をモチーフにした卑猥な怪獣(コーマンだけに)を撮影したのは、当時学生だったフランシス・F・コッポラ(!)。まあB級映画好きならある意味有名な作品。元々が至って真面目な本格SFなので、少々いじったところで真面目なままなんだけど…多少愛嬌が出たので、案外悪くない改変かも。
2023.07.09
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