観てみた、ロバート・ハットン監督映画。1963年公開。
小型飛行機でロサンゼルスに飛来したトム・グレゴリーは、街の周囲が「固まった霧」で封鎖されてしまったと知る。それは地底から出現した「スライム人間」による仕業。街からの避難が指示され、今では少数名が取り残されるのみ。グレゴリーはそうした人々と協力し、外部への脱出を目指すのだが…という内容。
あまりの低予算から9日間で資金が尽き、完成まで関係者は無給で奉仕したという(公開後も結局ノーギャラ)。予算の半分は「スライム人間」のスーツ制作に充てられた様で、数体同時に画面に映るのには結構ほおと。英語版Wikipediaには「8体」とあるけど…画面が噴霧器で真っ白なので、正直よく判らない。
そんな努力の賜物だというのに、本作は退屈でどうしようもない。観ていて途中、完全に意識が飛んでしまった(だからと言って見返す気にもならん)。「アンダー・ザ・ドーム」や「首都消失」にも先駆ける、秀逸なSFネタなのになあ…
2023.07.16
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