観てみた、村野佑太監督によるアニメーション映画。2019年公開。
高校生・鈴原守は密かに想いを寄せる千代野綾が、政治家の父の意向で転居すると知る。そこで彼らは同級生の男女6名で、廃墟となった炭鉱に7日間だけの家出をする事に。だがそこに不法滞在者の子供・マレットが住み着いていた為、彼らと入管職員や警察、更に綾の父親との「戦争」が始まって…という内容。
原作は宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」(1985年)だが、本作は現代を舞台にしたアニメ映画として再構成されている。なので原典での校則ではなく今風な学生の問題、SNSでの情報拡散といった現代的な味付けがされている。
とは言え割とリアリティライン自体は低く見積もられているので(普通死ぬだろこれ、という無茶な描写も多々あるし)、そこはまあ重く受け止める様な作品でもないだろう。それより本作には、ちょっとした仕掛けがあって…その辺は伏せておくべきだと思ったのに、予告編だと結構思いっきり見せてしまっているのな。
2023.11.03
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