2023.11.05

ぼくらのよあけ

観てみた、黒川智之監督によるアニメーション映画。2022年公開。

2049年。阿佐ヶ谷団地に住む少年・沢渡悠真は、人口知能ロボのナナコが機能不全を起こすのに遭遇。それは何と27年前に異星から飛来した、宇宙船のAIに乗っ取られたからだった。彼と小学生の友人達は、故障した宇宙船「2月の黎明号」が宇宙へと帰還するのを、助ける決意をしたのだが…という内容。

原作は今井哲也の漫画。ジュヴナイルSFといった風情のアニメだが、連載はアフタヌーンだったらしい。同誌らしいサブカル的要素は無い代わりに、意外とあなどれないSF感を持った作品となっている。…ただ雰囲気がどう見ても単なる子供向けなので、アフタ読者と近い層にも、殆ど興味を持たれなかった様な。

決して嫌いではないけれど…話自体は要するにETみたいなものなのに、親や同級生間でのいさかい。加えてAIに対するわだかまりといった、何かモヤモヤする要素をど真ん中に据えている辺り、やはりアフタだからなのだろうか。
posted by ぬきやまがいせい at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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