観てみた、W・E・バッジリー監督によるドキュメンタリー映画。2017年公開。
1970年代末のロンドンで、パンクムーブメントの渦中に誕生した「The Slits」。当時の社会風潮に逆らって女性メンバー主体で運営されたグループは、その後音楽性をポストパンクへと変化させる。画期的な存在ながらその実像を知られなかったThe Slitsを、メンバーや関係者の証言で綴っていく…という内容。
The ClashやSex Pistolsメンバーといった有名人を始め、The RaincoatsやSiouxsie And The Banshees等の近い存在、知ってそうで知らなかったバンド間の関係が判って成る程と。ただSlitsのメンバー自体はよく知らないので、本作で順を追って詳しく動向を説明されても、なんか今一よく判らなかった。
1stはよく聴いたけれど、それ以外の大抵の話は初耳だったので何をかいわんやだな。…なので本作で知ったThe Slitsは伝説でもリアルでもない、やっぱりどこかキッチュで架空っぽい印象として変わらなかったのは面白いと思う。
2024.01.22
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